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吉祥寺でステーキを食べるなら、迷わず老舗です、の件

おっさん女子が吉祥寺でステーキを食べるなら、もう東急デパート横の『B』の一択です。
2018年秋に35周年を迎えた『B』は、果物の名前がついた、あのアンティークなビルの店ね!
ビル内のお店はすべて系列店で、B2は会席料理でB1はバー。
1Fはカフェ、3Fが高級焼肉屋ですが、私が目指すのは2Fの炭火焼きステーキです。
ちなみに私は『B』でステーキを食べるときは、ほぼ100%ご馳走される系です。
ここで自分のお金を出したことは、一度たりとてありません。
というか、私は吉祥寺では『B』以外で、ステーキは食べません(キッパリ)。
私にとって高級ステーキは、年に1~2回のイベントなのです。
そして一緒に行くお相手は、年上のご婦人と決まっています。
『B』で年上のご婦人とステーキを楽しみ、そしてご馳走してもらう。
これが私の“吉祥寺でステーキ”の設定なのです。
絶対に揺るがない(キッパリ)!
初めてこの店に行ったとき、そのような設定で、さらになぜかその設定で縁があるから(笑)。
というかこの設定でしか、縁がないとも言いますね(苦笑)。

イラスト/スタジヲワンツー

私は、和牛サーロインの200gのセット(6500円)をいただきます。
セットにはサラダ、スープ、ライス or パン、食後のコーヒーがついてきます。
しかし年上のご婦人は、和牛フィレの240g(7600円)を単品で、しかも焼き方はレア。
思いっきり血が滴っている雰囲気……。
あとは、その日の気分でサラダや前菜などをアラカルトでプラスするという、非常にカッコイイ食べ方をするのですよ。
セットのライスをつける私は、まだまだ高級ステーキの素人(苦笑)。
2名でワインを飲んで3万円弱ですね。
吉祥寺で3万円の食事なんか、年1~2回でいいよね、と思うおっさん女子であった。
ここはリーズナブルなランチも人気だけど、やっぱり夜がおすすめ。
お客さんの年齢層は高くて、家族連れもいますが、子どもはやけに行儀がいい子ばかりです(笑)。
もちろん肉は最高だし、雰囲気もシックで、接客もスマートです。

吉祥寺でステーキをおごってくださる「男前」なご婦人たちは……。

ちなみにステーキのご婦人は、Aさん、Bさん、Cさん……と複数いますが、全員の雰囲気が似ています。
タイプは違うけど、往年のフランス女優みたいな貫禄っていうか、凄みがあります。
Aさんは独身のバリキャリ、Bさんは子どもが独立して好き勝手やっている自営業。
Cさんは、離婚経験者で息子を立派に育て上げた手に職を持つ女性。
みんな仕事を持っている女性なのであった。
まあそうじゃないと、年下の女子に高級ステーキなんかおごらないよね(笑)。
現状、私の知り合いで、この先、年下女子にステーキをバンバンおごりそうなのは、仕事関係の知り合いSさん(夫あり&子どもは高校生)である。
彼女は、もはや“おっさん女子”を通り越し、“おっさん”の領域に踏み込んでおります。
口癖は「悪いようにはしないから」……(笑)。
もうなんか、どこかのホテルに連れ込まれそうですが、仕事上の話です(苦笑)。
私は、心の中で“Sアニキ”と呼んでおります……。
たぶん、この“おっさん女子⇒おっさん”、を通り抜けると、往年のフランス女優の領域に達すると思われます(あくまでたぶんで、未確認……)。
2019年のおっさん女子の新年の野望としては、こんな女性になりたいもんですな。
まず、私の場合はステーキを食べるとき、セットのライスをやめることから、という気がしますが……。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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