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吉祥寺にひとり焼肉ブームがやってきた、の件

吉祥寺で焼肉といえば、地元で大人気の行列店『R』である(24回参照)。
しかし、今、吉祥寺はひとり焼肉がブームの兆しなのであった……。
おひとり様上等のおっさん女子もこのブームにちょっと乗ろうと思って、パトロールをしてみたので、その結果をお伝えしようと思います。

まず、ひとり焼肉は、やろうと思えば、どんな焼き肉屋でもできる。
しかし今回のブームは、店自体が、おひとり様狙いになっているのである。
たとえばメニュー構成が、定食スタイルになっていること。
さらに、店の作り自体がおひとり様仕様。
以上2点が基本ポイントである。

イラスト/小豆だるま

4月に開店したばかりの、井の頭通りにある『焼肉定食Y』は、チェーン店だが完全なひとり焼肉仕様である。
カウンターには、1人1台っていう感じのロースターがあるし、店の構造もファミリー層というよりは、1人、ないし2人客仕様ですよ。
ちなみに私が行った平日午後4時という、思いっきり中途半端な時間帯に、お店には、7人のお客さんがいましたが、全員ひとりで焼いてました……(苦笑)。
女子率も非常に高く、7人のうち5人が女子!(おっさん女子含む)。
メニューは、肉+ごはん+スープ+キムチの定食スタイル。
肉は100g、150g、200gと細かく選べます。
黒毛和牛カルビ、牛タンネギ塩、ハラミなど。
牛カルビ+ハラミ、ハラミ+牛タンネギ塩という合い盛的なメニューもあります。
定食は900円台~1980円ってとこ。
黒毛和牛カルビとか、高級系もあるよ。
グラム数によって違うけど、だいたい1500円以内で収まる計算。
ちなみに私は焼肉、焼き鳥、パンなど「食事関係は基本塩派」(79回参照)なので、手始めに「牛タンネギ塩定食150g」を頼んでみた。

はい、結論から言いましょう。
この『焼肉定食Y』では、カルビ系&赤身系を攻めるべし。
私自身は牛タンネギ塩のハードルが富士山級に高いので、細かいところでまったく納得できなかったが(偉そうですまん)、2回目に「黒毛和牛カルビ定食150g」を頼み、ものすごい満足度が高かった。
ちなみに、ごはん大盛無料です。
正直、どんぶり3杯くらい食べられそうで、怖かった……。
それに、ここのカウンター席、めっちゃ座りやすくて、焼きやすくて、快適!
あと、次回100円引きの割引券をもらいました。
これでリピートしちゃうよね……。
ちなみに私は、一瞬この店に超ハマってしまい、週3でひとり焼肉をしてしまいました……。

私の富士山級「牛タンネギ塩」ハードルを満足させる店を発見!

しかーし!
富士山級の私の「牛タンネギ塩」のハードルを満足させる店がない! と思っていたら、5月にできたんですよ。
こちらは『牛たんU』です。
店名に「牛たん」って入ってますからね。
ビルの3Fというシチュエーション&その前に入っていたお店も焼肉屋でした……(ちなみに前店はものすごいスピードで閉店した)。
ということで、内観はたぶん居抜きなので、おひとり様仕様ではありません。
しかし、ランチの定食メニューが、おひとり様ウエルカム。
おそらく人気なのは、牛バラ、カルビ、黒豚カルビの三種盛りの「焼肉ランチ」980円(税別)だと思うが、私の大本命は「熟成牛たんランチ100g」の1280円(税別)であった。
正直、150gにしようか迷ったし、200gもあるけど、とりあえず100gで攻めてみたら、ここの定食は、サイドメニューが超充実。
肉+サラダ+副菜3種盛り+ごはん+スープなので、肉は100gでいいかも。
特に女子は。
そして熟成牛たんですが、「これが牛タンだろ!」「 これがタン塩だろ!」 と心の中で叫んだおっさん女子でした。
残念ながらネギがなかったけど、ネギのトッピングを別料金でもやればいいのに……。
ほかに「たん三昧」「特選」など、超美味しそうなメニューがあるけど、ランチで2500円超えちゃうからなー。
「牛たんシチュー」や「牛たんカレー」もあったよ。
私が行った日は、カップルが3組いた。
おひとり様より2人客が多いかもしれない。
でも、テーブルはパーテーションで区切られていて、おひとり様でも周囲が気になりません。

結論として、カルビ系なら『焼肉Y』。
タン塩系なら『牛タンU』という使い分けをするのが、賢い地元民ということに決まりました。
あとは、各自財布の中身と相談してくれ。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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