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吉祥寺で“自分を思いっきり甘やかす飯”~魚編~、の件

年に何回か「もう、やってらんねーわ」と思うことってありませんか?
もしかしたら、毎日思っている人もいるかもしれませんが……(苦笑)。
おっさん女子的には、仕事が忙しすぎ、締め切りが無謀すぎ、それ聞いてませんけど、というときに「やってらんねーわ」が発動します。
そこで自分なりの対処方法を持っていないと、メンタルが確実にやられてしまう……。
おっさん女子的防御策のひとつとして、自分を思いっきり甘やかす、というのがあります。
2019年のGW10連休前後の激しい「やってらんねーわ」のときは、朝晩300円オーバーのハーゲンダッツを食していたのでした。
ときどきハーゲンダッツの限定アイス400円オーバーも食べていたので、やけにアイス代がかさみました……。
冷凍庫がハーゲンダッツだらけで、やけにゴージャスでした(遠い目)。
さらに今年は微妙に長いお盆の余波で、7月下旬に「やってらんねーわ」という気分になってしまい、高級アイスではもはや解決できず、高級ランチを食べて、気持ちを収めました(苦笑)。
そこで今回は、吉祥寺で“やってらんねーわ、な自分を思いっきり甘やかす飯”をご紹介したいと思います。

イラスト/小豆だるま

「自分を甘やかす」お店の1軒目は、隠れ家的お鮨屋さん『魚G』のランチ

まず、末広通りと弁天通りが交差しているT字路にちょっと入ったところにあるお鮨屋さん『魚G』。
ビルの2階にあって、いわゆる隠れ家的お鮨屋さんです。
ここはランチをやっていて、焼き魚やお刺身定食などもあるんですが、もちろんランチ握りもあります。
ちなみに普通のランチ握りは、1080円(税込)で、実は超コストパフォーマンスが高いんですけど、「ランチ特上にぎり」もあるんですよ。
2160円(税込)。
私の「やってらんねーわ」を解決するには、特上ですよ、特上。
もうね、すごい美味しい。
ランチで儲けようとか思ってないよね〜的な雰囲気で。
でも、消費税アップで値段が上がっちゃうからな〜。
ちなみにお昼も夜の常連さんが多いみたいで、好きなネタを握ってもらって、サクっと食べてる「昼からすげぇな」と思うおじさんがいたりして……。
羨望の眼差しでみてしまう、おっさん女子。私もあんな大人になりたいわ……っていうか、今もすっかり大人ですけど(苦笑)。

「やってらんねーわ」解消の2軒目は、財布にも優しい『あぶり処M』!

あー、でも自分を甘やかしすぎると財布が寂しくなってしまう……というときは、中道通りを横道にちょっと入ったところにある『あぶり処M』。
私が大好きなぶっかけ弁当を売っている『C』(連載63回参照)の隣だよ。
ちなみに「M」は有名な剣豪で、巌流島で闘った人の名前ね。
ここのランチのクオリティーがすさまじいんですよ。
夜は魚料理が美味しい人気店ですが、日替わりの肉ランチ&魚ランチ、刺身ランチがあって、刺身ランチは1500円だが、日替わりは1000円です。
何を食べても美味しい。
カウンターも広いし、穴場なので空いている。
ある日の「やってらんねーわ」な私は、天ぷら盛り合わせ(魚ランチ)をオーダー。
海老2尾、キス1匹、カボチャやオクラの野菜各種と超盛りだくさんだよ。
ごはんが「ひとめぼれ」採用で美味しいです。
副菜も豪華&充実。
三元豚の天ぷら(肉ランチ)もあって、肉と魚、両方イケてるのが最高!
あと、たまに「ランチの二刀流メニュー」っていうのがあって、1種類の食材(肉か魚)を2通りの調理で出してくれるランチメニューがあるのよ。
ちなみに私は「大山地鶏の唐揚げ&棒棒鶏」というメニューを食べたことがありますが、おいしかったです。
すごく手がかかっている。
ちなみにその日は魚の二刀流が食べたかったんだけど、早い時間に完売してた……。
みんな魚を頼むんだよな~、やっぱり……。

レジ横に吉祥寺在住と思われる超有名マンガ家さんのサインがいくつもあり、それを横目で見ながら“マンガ家のほうが、絶対に締め切りは大変なハズ……、だからガンバるのよ、天野!” と自分を励ましたりもしていました……(涙)。
『魚G』と『あぶり処M』は魚系のお店なので、やってらんねーわ魚編っていう感じになってしまいました。
今度、やってらんねーわ肉編もご紹介しようかな……。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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