気分は台湾! 現地の味わいが並ぶ
今、みんな「旅に行きたーい!」って、思っているんじゃないだろうか。というか、私、ライター・市村自身がこの1年、そんなくすぶる思いをずっと持ち続けている。
特に台湾は、よく行くという友だちも多くて、話を聞くたびに羨ましくて、夫と「行きたいねぇ」なんて話しては、なかなか叶わずにいたのだ。
そんなところに入ってきた、あべのハルカス近鉄本店タワー館に『神農生活(しんのうせいかつ)』がオープンしたという吉報。『神農生活』とは、台湾で2店舗展開する“食・雑貨に関するセレクトショップ”。自分たちが良いと認めたこだわりの商品を集めていて、台湾の老舗メーカーとコラボしたPB商品なども展開している。
実は2020年秋に開業予定だったがコロナ禍により延期。2021年4月9日、感染症対策を万全にした上での開店となった。
台湾のお店が日本に来てくれたの、最高じゃないか。
実際に近鉄百貨店にも「台湾に行った時にいつも行くお店なのでうれしい」、「海外旅行に行けないのでありがたい」など、お客さんたちから様々な大歓迎の声が届いているのだとか。
まだしばらくは海外へ遊びに行くのも難しいだろうから、台湾に行ったような気分になれるの、とってもいいです。
『神農生活』の最大の特徴はバイヤーが台湾全土を回り、“美味しさ”や“安心・安全”を基準に、生産者から直接買い付けたこだわりの食品や雑貨を取り扱っているということ。
店内には、「これを料理に使ったら絶対美味しくなるでしょ!」と思えるような調味料類や缶詰、ジャムなど多種多様な食材がズラッと並ぶ。どれも魅力的で目移りしてしまう。絶対に買いすぎちゃいそうな自信だけはある(笑)。
個人的には「スパイシーとろみ醤油」(324円)や「台湾ルーロー飯の素」(540円)などが超絶気になった。
ドリンク類は冷えたものも売られているので、喉を潤したい時もいい。なお、今後はフルーツも販売していく予定だそう。
雑貨類はオシャレなものはもちろんだけど、懐かしさを感じるようなものや肩の力が抜けているというか、ゆる〜くてかわいいものがあるのもツボ。
また、あべのハルカス近鉄本店限定のオリジナルグッズなども並び、ワクワクが止まらない。
台湾のレシピで本場の味を堪能 調味料使いの参考にもなるレストラン
温かな雰囲気を醸し出す『食習(しょくしゅう)』は、台湾のレシピそのままで提供されるレストラン。台湾の家庭料理を定食スタイルで楽しめる。
調味料類は基本的に台湾製のものを使用しており、生鮮品は日本で調達している。また、乾物などの食材は極力台湾製を使っていて、輸入が難しいものは日本国内で調達できるものに置き換えているのだとか。
例えば現地で定番の人気メニュー「宜蘭西魯 肉団子と野菜煮込み」(1320円)は、肉団子と生姜のシャキシャキ食感が楽しめる、やさしい味わいの野菜の煮込み。
その他、揚げパンとピリ辛の牛肉炒めが相性抜群の「牛肉と揚げパンの辛み炒め」(1650円)や「豚バラと高菜漬けの蒸し物」(1650円)などだけでなく、「シェタン豆腐の炒め」(770円)や「客家式大根餅の炒め」(770円)といった小皿料理も揃えている。
人気の「たまごカステラ」や「はちみつフルーツドリンク」などはテイクアウト(いずれも648円、テイクアウト時の価格)にも対応している。
「牛肉と揚げパンの辛み炒め」(1650円)
メインディッシュと季節野菜、小鉢2種、スープも季節ごとに変更する予定
使われている調味料が気になったら『神農生活』で購入できる。それはすごく便利。って、『神農生活』と『食習』のループが止まらなくなりそう(笑)。
品種や焙煎度などの違いで風味も様々 奥深き台湾烏龍茶
日本進出にあたって独自に出店されたのが、台湾茶専門店『Oolong Market 茶市場(ウーロン マーケット ちゃいちば)』だ。
台湾茶には、日本人になじみのある緑茶や紅茶もあるが、大部分を占めるのは烏龍茶。でも“烏龍茶”とひと括りにして説明するのは難しいほど、品種の違いで風味がガラッと変わったり、発酵度、焙煎度の違いにより、様々な表情を見せるのだとか。
また日本茶と違い、お湯を何度も継ぎ足して3~5煎とゆっくり楽しむことができるのも魅力だ。
烏龍茶をはじめとする台湾茶のラインナップはなんと、日本最大級の100種以上。
個包装のものは165円〜取り揃えていて、「包種茶、四季春茶、日月潭紅茶、億載烏龍茶、五妃美人茶、鉄観音、梨山烏龍、金萱茶、府城流籠茶、安平紅茶」の10種類が入ったティーバッグセット(1080円)も。
お茶に合うお菓子や定番の台湾スイーツ「パイナップルケーキ」、その他に食べるお茶なども置いてある。飲んだあとはおうちに飾っておきたくなるようなチャーミングな缶入りのものも豊富だ。もちろんギフト用や茶器なども揃っている。
約12種類の台湾茶がいただけるティーサロンも併設されていて、台湾茶の奥深い世界にどっぷりとハマってみるのも一興だろう。
はぁぁぁ〜! 台湾はもちろんだけど、大阪にも行きたい! そんな気持ちになる美味しい、楽しいが詰まった素敵なショップが揃っていますぜ。
[住所]大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
[電話]06-6624-1111(代表)
[営業時間]10時〜20時(フード19時、ドリンク19時半LO) ※緊急事態宣言中は平日のみを予定
[交通]大阪メトロ御堂筋線ほか天王寺駅、近鉄南大阪線大阪阿部野橋駅など直結
※都合により営業日、営業時間変更の場合があります。最新情報は近鉄百貨店HPをご確認ください。
https://abenoharukas.d-kintetsu.co.jp/event/2/202102majitreats.html
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