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群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家(ち)」には、店頭に並ぶと、その日のうちに完売してしまう人気商品があります。沼田名物「みそパン」です。

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フリアンパン洋菓子店の大ヒット商品

フリアンパン洋菓子店のロングセラー「みそパン」

東京・銀座のぐんまちゃん家で購入できるみそパンは、1949(昭和24)年創業の群馬県沼田市のパン屋「フリアンパン洋菓子店」の看板メニューです。発売以来、半世紀にもわたって地元で愛されてきたロングセラー。近年はメディアで紹介されたほか、ネット通販でお取り寄せもできるとあって、県外にも熱心なファンがいます。

群馬県の名物に「焼きまんじゅう」(味噌まんじゅう)があります。「薄い素まんじゅうを竹串に差し、砂糖や水飴などで甘くした濃厚な味噌だれをつけて火に炙ったもの」(沼田市観光協会のホームページより)。この郷土食の味噌をパンに使えないかと考案されたのが、みそパンでした。

秘伝のみそだれがたっぷり挟まっています

みそパンは、ご当地パンとしていろんなお店がメニューとして出しています。フリアンパン洋菓子店のみそパンは、焼きあがった特製のソフトフランスに、特注のみそと砂糖を配合した秘伝のみそだれをシンプルにはさんだだけ。甘じょっぱいクセになる味が多くの人の心をとらえてきました。現在では、1日1400個も売れる大ヒット商品です。

サイズは、横13cm×縦7cmほど

トーストがおすすめ できたてのふっくら感が楽しめる

オーブントースターで温めると焼き目がついて美味しそうな色合いになります

フリアンパン洋菓子店のみそパンの消費期限は製造日から3日。同店によると、製造翌日からはオーブントースターで温める食べ方を推奨しています。松村知幸社長によると、ふわふわな生地を楽しみたい人はレンジで温めたほうが良いとのことでした。

ぐんまちゃん家には、宅配便で届くため、製造翌日の商品が店頭に並びます。まずは、そのまま食べてみます。製造日から1日経つと、やはり少しかためになりますが、パン生地の旨味は伝わってきます。甘じょっぱいみその味が、パン生地に想像以上にマッチします。

次に、オーブンで温めてみました。少し生地に焼き色がついて、美味しそうな色合いです。できたてのようなふっくら感。生地の表面はパリッとしていて、中はソフトでもちもちです。温めたほうが、みその香ばしい匂いが立ち上り、味が引き立ちました。みそは普段、みそ汁や鍋などの調味料として使うことが多いですが、みその味をダイレクトに実感できます。うん、うまい!!

ちなみに、松村社長も、オーブントースターで温める食べ方のほうが好みだと話していました。

温めると、みその香りがいっそう引き立ちます

ぐんまちゃん家では入荷後、“即完売”

ぐんまちゃん家で販売されている「みそパン」「フランスみそバター」

フリアン洋菓子店のみそパン(1個税込み180円)は、ぐんまちゃん家では基本、1週間に1度、土曜日に店頭に並びます。入荷がわかると、SNSで情報を発信しています。

販売個数は、毎回50個。姉妹品の「フランスみそバター」(1個税込み198円)50個と合わせて計100個が午前11時の開店後、お昼過ぎには売り切れることもざらだと言います

群馬県出身の樋口由人店長が「甘じょっぱいみそが群馬県民は好きなんです」と説明してくれました。県民でなくとも、この甘じょっぱさはきっと好きになります。クセになる味です。

「ぐんまちゃん家」の店舗情報

群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」

1Fショップでは、農産加工品、お菓子、地酒、工芸品、雑貨など約1000種類の特産品が並んでいます。

[住所] 東京都中央区銀座7-10-5 The ORB Luminous1・2階
[電話]03-3571-7761(1Fショップ)
[営業時間]11時~18時(1Fショップ) ※営業時間は異なる場合があります
[休日]年末年始
[交通] 地下鉄日比谷線・丸ノ内線・銀座線銀座駅A3出口から徒歩4分、地下鉄日比谷線・都営浅草線東銀座駅A1出口から徒歩5分、 JR新橋駅銀座口から徒歩8分

撮影・文/堀晃和

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部 堀
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