美味しさの秘密は地元の人気パン店「ピーターパン」が作る生地
ピザヨッカーのピザの美味しさの秘密は生地にあります。同じ千葉県が誇る人気パン店「ピーターパン」が特別に製造しています。
というのも、もともとピザヨッカーはこのピーターパンの一部門でした。ピザヨッカーは1999年に会社として独立しましたが、現在もピーターパンは取引先として関係が続いており、ピザヨッカーの味を支えています。
ピザ生地は「レギュラー」、「ベネチア(ハーブ配合)」、「ナチュラルクリスピー」の3種類。そのうち2種「レギュラー」、「ベネチア(ハーブ配合)」をピーターパンが製造しています。
「レギュラー」は外側がパリッとしていながら、中は「ふんわり」とした味わい深さが魅力です。「ベネチア(ハーブ配合)」は熟成「手作り生地」に数種類のハーブなどを練りみました。触感はもっちりとしています。
ピーターパン製造ではありませんが、「ナチュラルクリスピー」は外側が「パリッ」、中は「サクサク」の軽い食感。トッピングの美味しさをさらに引き立てます。
サクサクもちもちでおいしい生地 子どもたちも大好き!
「レギュラー」、「ベネチア(ハーブ配合)」の2種は発酵させた生地は注文を受けた後にひとつひとつ手作業で伸ばされます。ピザは生地の広げ方で味が変化します。そのときの生地の状態に合わせて伸ばしているとのこと。耳部分は2~3センチの厚みがあり、外は「サックリ」、中は「ふんわりモチモチ」の食感が特徴のオリジナル生地が特徴です。
同チェーンを運営する「オンリーワン」ピザヨッカーチェーン本部で営業・企画を担当する守一(もりいち)直樹さんよると、「生地は冷めても固くなりにくく、耳まで美味しく食べられる状態が長く続く」ところがポイントです。ピザヨッカーのピザはバザーなど地域のイベントでも好評という事でしたが、自社の店舗で焼いてから、イベント会場に運び、販売するまで時間が経っても美味しさがキープできることから、そういった販売方法も可能なのだそうです。「ご家族の方から『普段はピザの耳を残す子どもでも、ヨッカーさんのピザは全部食べます』という声をいただいています」(守一さん)。大人だけでなく子どもも美味しく食べられる所が地域で人気の秘密なのかもしれません。
人気の試食会 地域の人たちと作り上げる美味しさ
ピザソースは大手調味料メーカー「カゴメ」との共同開発で完全無添加のトマトソースを実現しています。完成に至るまでは、地域の人たちを本部に招いて試作品ソースを使ったピザを食べてもらい、意見を取り入れて完成させたそうです。ピザヨッカーではLINEの友だち機能を使った「YOCKER LINE」の登録者を対象に、試作品ピザの試食会を設けています。(※現在はコロナ禍のため、試食は休止しています)
試食会について、守一さんは「実施の際は、ご家族など5~8組ほどを試食スペースのある船橋店にお招きしてご意見をいただくのですが、募集のお声掛けをした際は、すぐに応募でいっぱいになるなど大変好評でした」と話します。地元の人の声に耳を傾けながら一緒にピザを作り上げていくという、地域一番店を目指すピザヨッカーならではのエピソードです。