【番外編】因島発祥の果実「八朔(はっさく)」を使って大ヒット 広島県のアンテナショップで「殿堂入り」 はっさく大福は、広島・因島の「はっさく屋」(2005年開業)が製造・販売している大ヒット商品。地元の因島で江戸末期に発…
画像ギャラリーバラエティー番組『秘密のケンミンSHOW極』(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後9時~)は、「日本全国、その県ならではの魅力をディスカバリー!知っているようで知らないご当地グルメやちょっと変わった習慣など、あっと驚くケンミンの 秘密を余すことなくご紹介」(公式YouTubeより)する内容が人気を集めています。今夜6月30日は、「福井アンテナショップ訪問!津田寛治&高橋愛おすすめのグルメベスト5発表!」が放送されます。『おとなの週末Web』では、福井県のアンテナショップをはじめ、これまでにもいろんな東京都内の「アンテナショップ」で扱っている逸品の数々を取り上げてきました。おススメ記事のダイジェストをお届けします。
福井県のアンテナショップで常に人気が1位か2位の「おあげ」
油揚げは、刻んでお味噌汁に入れたり、柔らかく煮たあとにすし飯を入れてお稲荷さんにしたり……。そんなイメージがありますが、ステーキのように焼く食べ方で熱い支持を得ている油揚げが北陸にあります。「谷口屋の、おあげ」のことです。
福井県坂井市の竹田(たけだ)地区。自然豊かな山間部に、谷口屋はあります。創業は大正14年。油揚げと豆腐の老舗です。
看板商品「谷口屋の、おあげ」の特徴は、そのサイズにあります。「一番の特徴は大きさです。『こんなに分厚くて大きい油揚げは見たことがない』とお客さんに言われます」。こうお店の方は言います。地名から、“竹田の油揚げ”の愛称で、長年にわたって親しまれてきました。
ほぼ正方形の1枚の大きさは、一辺が13cm超で、厚さは3・5cmほどもあります(購入した「谷口屋の、おあげ」を計測)。重さもお豆腐1丁ほどのずっしりとした手応えがありました。お店の担当者によると、約300gはあるそうです。
「谷口屋の、おあげ」を購入したのは、東京・南青山にある福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」です。副店長の伊藤多佳子さんによると、「谷口屋の、おあげ」は、「ふくい南青山291」の月間食品売上ベスト10で、常に1位か2位という人気商品。冬場は、福井の冬の風物詩「水ようかん」がトップとなりますが、春から秋にかけては「不動の1位」とのことです。
・特大の油揚げを“ステーキ”で 老舗「谷口屋」が生んだ絶品グルメ
https://otonano-shumatsu.com/articles/235249
1日で売り切れることもある人気の「羽二重どら焼」
福井名物の和菓子といえば「羽二重餅」。その銘菓をどら焼きに挟んだ「羽二重どら焼」が人気だと聞いて食べてみました。“ふっくら”していて“もちもち”の食感。「和菓子通からも長年愛されてきた」という理由が頷ける美味しさです。
福井市内に店を構える「松岡軒」は明治30年創業の和菓子の老舗です。福井を代表する銘菓となった羽二重餅を明治38年から販売しています。羽二重とは、絹織物のこと。北陸は昔から絹織物が盛んな地域でした。羽二重餅は、羽二重のような「ひらひらとしたしなやかな風合い」と白さが特徴で、松岡軒の一番人気です。材料は、もち粉と砂糖、水飴だけ。保存料などの添加物は一切加えず、伝統の味を保ち続けています。
羽二重どら焼は、戦後に誕生しました。松岡軒によると、羽二重餅に次ぐ人気で、「和菓子通からも長年愛されてきた隠れた銘品」とのことです。どら焼きの生地に羽二重餅とともに挟まれている粒あんは、こだわりの逸品。北海道産の小豆を使い、職人が丁寧に練り上げることで、豆の食感をほどよく残しているのだといいます。
松岡軒の和菓子はどれも保存料などは無添加。このため、羽二重どら焼は賞味期限が10日ほどですが、松岡軒のホームページから注文して“お取り寄せ”も可能です。
今回購入した店舗は、東京・南青山にある福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」です。同店によると、福井から直接取り寄せているため常にあるとは限らない商品とのこと。店頭に並べると、1日で売り切れてしまうこともある人気商品です。
・福井の名物・羽二重餅がどら焼の中に 老舗「松岡軒」の隠れた銘品
https://otonano-shumatsu.com/articles/235242
【番外編】因島発祥の果実「八朔(はっさく)」を使って大ヒット 広島県のアンテナショップで「殿堂入り」
はっさく大福は、広島・因島の「はっさく屋」(2005年開業)が製造・販売している大ヒット商品。地元の因島で江戸末期に発見されたミカンの一品種「八朔」の実を、白餡とみかん餅で包んだ大福です。
原料の八朔は、因島と隣の生口(いくち)島で栽培されたもの。ひとつずつ皮をむき、3房の実を白餡で包みます。みかん餅は、広島県産のもち米とミカンの皮を一緒に石臼でついて作ります。みかん餅で、八朔が入った白餡を包めば出来上がりです。全てが手作業です。
はっさく屋店主の柏原伸亮さんによると、白餡が八朔の実を包んでいる中袋、みかん餅が外側の厚い皮、商品パッケージにつけた緑のテープが葉っぱを表現しており、「八朔そのものをイメージした」とのこと。商品パッケージには、はっさく大福のイメージキャラクター「さくみちゃん」がプリントされています。
八朔の酸味とほろ苦さ、白餡の甘さという絶妙なバランスと、みかん餅のやわらかな食感が受け、多くのファンを増やしてきました。
・「はっさく甘夏大福」で初夏を感じた 広島県のアンテナショップで圧倒的人気
https://otonano-shumatsu.com/articles/235280
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