京都北白川で創業、「魁力屋」の特製醤油ラーメン
でもこれじゃ、入れない。
仕方ないのでラーメンを先に食べることにします。ところがこっちも長蛇の列。「創業17周年」のキャンペーンやってて、それでなくても人気店のところ、こちらもファンがどっと押し掛けて来たんでしょう。
あんまり列が長いんで、ちょっと浅川の方まで歩いて橋の上から川面を眺めたりなんかして、時間を潰しました。もういいかな、と見当をつけて戻ったんだけど、それでも30分くらい待たされました。まぁ、しゃぁない。
そうしてようやく、お目見えの叶った特製醤油ラーメンが、これですよ!
おおぅ!! 「京都北白川」と言えば昭和23年創業の老舗「ますたに」が有名だが、まさにその流れを汲むラーメン。あの「天下一品」総本店も、「白川通」沿いにあるんだけど、あの辺りってラーメンの名店を生む何か土壌でもあるのかしらん?
鶏ガラ中心の濃厚スープに、豚の背脂が浮かぶ。見るからに脂っこそうなのに、でも食べてみると意外とあっさりなんですよ。こんなに脂が浮いてるのになぁ、不思議。
この特製醤油スープが独特の細麺に絡む、絡む。また入れ放題の九条ネギが合う、合う。チャーシューも何枚も入ってて、少食の私にはヘビーかなとも思ったんだけど、あっさり味なこともあってスーッと入っちゃいました。
土方歳三生誕の地で、彼が活躍した京都のラーメンを味わう。いやぁ〜、縁ってのは本当にどこでどうつながるか分からないものですよねぇ。運命の邂逅を感じる味でした。並んだ甲斐があった!
胸像のある高幡不動へ
満腹になって、「資料館」に戻ってみたんだけど、まだまだ長い列が延びてるままでした。もう3時半。これから並んでも、4時までの開館時間に間に合わないでしょうに。
元々、ここに来るために日程も時間割も組んだのに、なぁ。コースだって……
ただ、まぁ、このまま帰ってしまうというのも、惜しい。
そこで、歩いて20分ほどの場所にある高幡不動尊「金剛寺」(日野市高幡)に行くことにしました。ここの境内には、土方歳三の銅像が立っている。近藤勇はお寺の前に胸像がありましたからね。やっぱり片っぽだけしか見てない、というのでは寂しい。
多摩モノレールで万願寺駅から高幡不動駅まではたったの1区間なので、歩いて行っちゃいました。来てみると隣には、お二方を顕彰する石碑も立ってた。あぁ、いいなぁ。死に場所も別で、お墓の場所も違うけれど、やっぱり2人は一緒でなくっちゃ、ね!!
てなわけで、新選組と武蔵野を味わい尽くした一日となりました。
今回の「武蔵野編」はこれで終わりますが、「東京路線バスグルメ」はまた新たなテーマを定めて帰って来ます。
次回は「アニメの聖地巡り編」でもやろうかな。乞うご期待!