ついに冷凍自販機だけのショップが登場! ブームここに極まれり さまざまな冷凍自販機に出合ってきたが、ついにここまできたかと驚いたのが、JR大森駅西口に開店した『FROZEN24マート』。 こちらはなんと、全国から選りすぐ…
画像ギャラリーマツコ・デラックスさんがMCを務める人気番組『マツコの知らない世界』(TBS系、火曜午後8時57分~)は、いろんなジャンルのゲストを招き、軽妙なやり取りとともに、ゲストの得意分野を深く掘り下げて紹介する内容が魅力です。
今夜8月23日の放送は「自動販売機の世界」。『おとなの週末Web』でも、これまでに数々の「自動販売機」を取り上げています。ダイジェスト記事で、オススメ情報を振り返ります。
自動販売機ブームはここから始まった! 製麺所発の冷凍ラーメン自販機
今でこそ至るところで見かけるようになった冷凍食品の自動販売機。その先駆けとなったのは、2021年3月23日、大田区上池台の住宅街に設置された1台の自動販売機だろう。
その名は「ヌードルツアーズ」。これは、全国の有名ラーメン店の味が楽しめる冷凍ラーメンの自動販売機。設置場所からすぐの位置に工場兼オフィスを構える「丸山製麺」がはじめたものだ。
スープは各店で仕込んだものを冷凍。お店そのままの味が楽しめるのが大きな魅力。スープには多少の具材が入っていて、ラーメンによってはチャーシュー・メンマが別袋になっているものもある。そして、麺の量はお店と同じ!
作り方は簡単。スープも麺も湯煎でOK。家でお店のクオリティが楽しめるというのは衝撃だった。
二郎系に、煮干し、担担麺など、それぞれが好みの味を選べるからフードコートのような楽しさもあり、飲食店になかなか行けないコロナ禍において、大きな反響があったという。ここから冷凍自販機ムーブメントが加速していく。
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ピッツァ、鍋にサムゲタン、冷凍自販機の進化が止まらない!
「ヌードルツアーズ」の紹介以降、『おとなの週末』では本誌・ Webで自動販売機に注目。その中で目を引いたのが鍋の自販機。
東京・富士見台駅にある『鍋スル』は、3台の自動販売機を並列。調査当時、北は北海道「尾谷のらむじん」(尾谷商店・1人前1000円)から南は宮崎「夢創鶏のトマト鍋」(夢創鶏・2~3人前2400円)まで、14種類もの個性豊かな鍋が各自動販売機で販売されていた。
このときスタッフが購入したのは、「地鶏シャモ鍋」(川俣町農業振興公社・2人前2300円)。澄み切った美しいスープの中に入った具材は、ムネ肉が柔らかく、モモ肉はぷりぷり。手羽はしっかりした食感があり、旨みの塊のような団子まであって大満足。
できれば前夜に冷蔵庫での解凍を推奨なのと、野菜などの一部は自分で用意しないといけないのが注意点。ちょっと面倒と思う方もいるかもしれないが、これだけの味が楽しめるなら、そんなことは手間とも思わないというのが結論だった。
ほかにも、田町では人気鳥料理店の姉妹店『鳥一代はなれ』の「サムゲタン」の自動販売機を、千葉・船橋のイタリアン『コンパーレ コマーレ』の店頭ではピッツァの自動販売機を発見。ジャンルを超えて展開される冷凍自販機に、無限の可能性を見た。
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ついに冷凍自販機だけのショップが登場! ブームここに極まれり
さまざまな冷凍自販機に出合ってきたが、ついにここまできたかと驚いたのが、JR大森駅西口に開店した『FROZEN24マート』。
こちらはなんと、全国から選りすぐった人気店や名店12軒の味を6台の自販機から購入できる、冷凍自販機の専門店。
ラインナップの一部を挙げると、仙台の牛タン専門店『和顔』の熟成牛タン。自然解凍か流水で解凍し、フライパンでジューッと焼けばOK。自家製の塩ダレがご飯を進ませる。牛タンに加え、ホルモンやハラミも含めて全部で7種類を取り扱っている。
ほか、イタリアンの名店『リストランテ アルポルト』が監修するパスタも販売。「ミートソース」、「カルボナーラ」、「なすのトマトソース」と3種類のソースを用意。いずれも、もちもちした食感の生パスタ付き。これで2人前1200円とは安い!?
スイーツもある。石垣島の無添加・手作り島アイスキャンディー専門店だ。旬のフルーツを1年通じて味わえるように、完熟のタイミングを見極めてカットしたフルーツを瞬間冷凍したものを使用している。
「パイナップル」、「波照間島の黒糖ミルク」、「石垣島の塩ミルク」(各400円)の3種類を用意。原材料もシンプルで素材の美味しさをダイレクトに味わえる。
これこそ、店内で自動販売機とにらめっこすること必至。好みの商品を見つけてほしい。
・6台が一挙に集結! 冷凍自動販売機のショップがJR大森駅前西口にオープン【気になる自販機7】
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自動販売機のルーツを辿る レトロ自販機の聖地を往く
かつては冷凍でお店の味どころか、自動販売機からできたてのラーメンやうどん、アッツアツのハンバーガーが食べられた。いつからかなくなってしまっていた伝説の自動販売機に出合える“聖地”が、神奈川・相模原にある。
『中古タイヤ市場 相模原店』には、なんと95台(2021年5月時点)の自動販売機が集結。社長の斉藤さんは、レトロ自販機を今もなお愛し、動かなくなってしまった筐体を各地から引き取り、自ら修理してかつての輝きを取り戻させている。
その中の1台、ラーメンは醤油ベースのスッキリとしたスープに、製麺会社が専用に開発した中太の蒸し麺を使用。筐体の機能として麺自体を湯通ししているそうで、申し分なく熱々だ。丼を覆うように乗ったロールチャーシューの旨さも光っている。
懐かしのトーストサンドは、「こんがり焼いて40秒」とあるように、筐体の中にある鉄板で挟んで焼き上げる。ちょっと焦げ目がつき過ぎたり、つかなかったり、それはご愛嬌。温めるとパンに塗られたバターの香りがあふれ出し、シンプルながら味わい深い。
ちなみに、先程のラーメンをはじめとする麺類全般とトーストサンドは、敷地内の調理室で作った自家製というからスゴい。自動販売機愛あふれる聖地で懐かしい気持ちになるのもまた楽しい。
・全95台が集まる相模原の“聖地”は想像以上に旨楽しいスポットだった!【気になる自販機3】
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これからも『おとなの週末』は自動販売機の情報を追いかけていくので、お楽しみに!
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
構成/編集部えびす 撮影/小島 昇(ヌードルツアーズ、コンパーレ・コマーレ、中古タイヤ市場)、沼沢善将(FROZEN24マート)
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