コロナ禍の強い味方! 令和の食品自動販売機
新型コロナウイルス感染症が世界を席巻しておよそ2年。飲食業界周辺が大きなダメージを被っている中、救世主として多くのお店が導入を始めているのが、2020年に発売された冷凍自販機「ど冷えもん」。
自販機は非接触で、その多くが24時間365日購入できることが最大の魅力だ。お客さんは好きなときに買えて、ストックもできる。日常生活における心強い味方といえるだろう。お店にとっては自慢の味を楽しんでもらえるだけでなく、食品ロス対策にもひと役買っている。
例えば、計20軒の有名ラーメン店や餃子店のメニューを冷凍でパックした「ヌードルツアーズ」は今や日本各地で56店舗(台なのかな?/2022年2月時点)を展開。街で見かけたことがある方も多いのでは。
お店で作ったスープや具材が手軽に購入できる上に、自宅等でお店の味そのものが堪能できると評判だ。
私も『ラーメン二郎』インスパイア系の人気店『らーめん バリ男』の「らーめん」(1000円)を購入。モヤシをたっぷり入れてワシワシと完食完飲した。自宅でこの濃厚スープを作るのはかなり大変。そう考えるとなんてお得なのだろうと感動した!
店頭に設置! 千葉・船橋の人気ピッツァも冷凍に
さて、そんな食品の自動販売機だが、今やラインナップが実に豊富。かつ上記の通り、お店で作ったものが冷凍(一部は冷蔵)されているので、そりゃ美味しいに決まっているわけです。
なかでも「自販機でこんなに美味しいものが買えるの⁉」と感動したのが、千葉県船橋市のイタリアン『コンパーレ コマーレ』のピッツァ。
定番のマルゲリータはじめピッツァ4種類、リゾット2種類を自販機で買うことができる。船橋市役所のほど近く、国道14号沿いにあり、信号待ちの間に車から降りてきてパパッと購入した猛者がいたとか。あ、みなさまは、もちろん安全第一でお願いします!
「トマトたっぷりのマルゲリータ」(1000円)は、生のトマトを丸1個使用。薪窯で焼き上げることで、トマトの旨みがギュッと濃縮されている。薪窯で焼き上げられたピッツァは冷凍にもかかわらず、フチの部分もパリッ&モチッとしていて、香りも豊か。夢中でたいらげてしまった。
ちなみに人気ゆえ自販機でも販売するようになったのが、「イチゴのデザートピッツア」(1000円。5月頃まで提供予定。写真はイートインのもの)。
イチゴは大きさによるが5~6個を使い、焼くことで味が凝縮。その甘酸っぱさにキュンキュンした。お店では粉糖を振り、バニラアイスをのせて提供している。粉糖とハチミツソースは付いているので、ご家庭でもぜひアイスクリームを用意しお店の味を体験してほしい。
この商品はレンチンでもいただけるが、ピッツァは30分ほどの常温解凍後、予熱したオーブントースターまたはフライパンで温めるとよりできたてに近くなり、美味しく食べられる。
リゾットもお手軽なレンチンでもOKだが、たっぷり入ったチーズの油分が分離しがちなので湯煎で温めるのが市村的にはオススメ。なお、リゾットには十五穀米を使われていて食感が楽しいのだが、そばや大豆が入っているため、アレルギー持ちの方はご遠慮ください。
■『街のピザ屋 コンパーレコマーレ』
[住所]千葉県船橋市湊町2-5-19
[交通]JR総武線船橋駅南口から徒歩10分