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たっぷり入る保冷バッグを持っていきたい2軒

あまりに人気なのか、3台の自販機がズラリと並んでいたのが、富士見台駅の近く『鍋スル』。今回の調査時では、北は北海道「尾谷のらむじん」(尾谷商店・1人前1000円)から南は宮崎「夢創鶏のトマト鍋」(夢創鶏・2~3人前2400円)まで、14種類もの個性豊かな鍋が並び目移りしまくった。

どれも魅力的で迷ってしまう『鍋スル』の自販機
どれも魅力的で迷ってしまう『鍋スル』の自販機

どれを買おうか悩んでいた際、「購入している人がいて気になっていて初めて買いに来た」という近隣にお住まいの方と出会った。

またやはりご近所にお住まいという初老の女性にも話しかけられ、なんだかんだで3~4人の方と距離を取りながらおしゃべりしてしまった。地元の方々にも馴染んできていることを感じた。

ちなみに今回私が回った冷凍自販機で唯一、電子マネーによる決済も可能だったのがこの『鍋スル』。といっても、3台中1台だけの対応だったが。

「地鶏シャモ鍋」(2人前2300円)
「地鶏シャモ鍋」(2人前2300円)

かなり迷いに迷って購入したのが、「地鶏シャモ鍋」(川俣町農業振興公社・2人前2300円)と京都先斗町の人気店『京もつ鍋 亀八』の「もつ鍋 旨辛の赤」(2人前3600円)。

もっとほしいと思ったが、結果的に2種類で我慢。ふたつに絞ってよかったのは、具材とスープまるごと入っているのでかなりずっしりと重かったから。電車移動だったため、さすがにこれ以上はツラい。

野菜類は自分で足した

自宅へ持ち帰って食べると「まさに滋味」としみじみ呟いてしまうほど、どちらも感動レベルの美味しさだった。

「地鶏シャモ鍋」の澄み切った美しいスープに心もあたたまる。ムネ肉は柔らかく、もも肉はぷりぷり。手羽はしっかり、団子は旨みの塊で満足度高し。

「もつ鍋 旨辛の赤」(2人前3600円)
「もつ鍋 旨辛の赤」(2人前3600円)

「もつ鍋 旨辛の赤」は白味噌のコクと脂の甘みがとろけるスープに、ぷりぷりの和牛もつの強烈な旨みがたまらない。食べていて実際にお店に行ってみたくなった。

なお、食べる際の注意点としては、できれば前夜に冷蔵庫での解凍を推奨なのと、野菜などの一部は自分で用意すること。ちょっと面倒と思う方もいるかもしれないが、私自身はこの味の前では、そんなことこれしきと手間とも思わず。ちなみにふと思ったのだが、夏場ってこの自販機はどうなるんだろう。

ちなみに、鍋スルの公式サイトで通販をやっています。遠方の方は、私が迷いまくった気持ちをお取り寄せで体験していただけたら。

■鍋スル
[住所]東京都中野区上鷺宮3-16-9 オーエスビル
[交通]西武池袋線富士見台駅南口から徒歩3分
https://nabesuru.jp

『鳥一代はなれ』
『鳥一代はなれ』

東京都港区にある人気鳥料理店の姉妹店『鳥一代はなれ』の「サムゲタン」(1人前・1000円)は、ひと口いただくと、旨みが濃厚ながら後味はスッキリ。手間ひまかけて作っていることが伝わってくる。

「骨まで食べられる」を標榜するだけあり、お肉が実にホロホロと柔らか。高麗人参なども入っているが、そこまで主張が強くないので、薬膳に慣れていない方でも食べやすいのも大きなポイント。ラーメンが入っているので食べ応えもバッチリだ。

「サムゲタン」(1人前・1000円)
「サムゲタン」(1人前・1000円)

■『鳥一代はなれ』
[住所]東京都港区芝浦3-15-5 クリスタルパレス1階
[交通]JR山手線田町駅芝浦口から徒歩6分

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毎日食べたくなる、身体も舌も喜ぶサラダ...
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市村 幸妙
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