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毎日食べたくなる、身体も舌も喜ぶサラダ

新鮮野菜と具材がどっさり入り、1杯で大満足できるサラダボウルを買えるのが、東京都千代田区の『CRISP STATION 丸ビル店』。

丸ビル地下1階にあるフードコートの一角にあるのだが、大きな冷蔵庫が突然現れる様はなんともシュール。そこに個性が異なる8種類のサラダ(すべて各1295円)が並ぶ。

『CRISP STATION 丸ビル店』
『CRISP STATION 丸ビル店』

そのビジュアルのみならず、好きなサラダを持ち出し、QR決済するという会計方法も話題に。DXの活用とエシカルさを両立する、これからの時代を象徴するような自販機だ。と書いたけど、これ自販機でいいのかな? でも非接触、無人販売だから、まぁ良しとしよう。

私が選んだ「ファーム・ボウル」は、ほうれん草やワイルドライスなどが入った一品。インゲン豆の瑞々しさ、コーンやアーモンドの甘みと食感、チーズの香りといったバランスが絶妙。ピリッと辛いニンジンドレッシングも好みの味!

「クラシック チキンシーザー」は、たっぷり入ったロメインレタスなどの野菜にクリーミーなシーザードレッシングがよーく絡む。ザクザクとした食感の自家製クルトンがいいアクセントだ。

そうそう、自販機にはお箸やフォークではなく、スプーンが置かれていた。その理由は、具材を刻んであるから。スプーンだと、すごく食べやすいんだ。

「ファーム・ボウル」(1295円)
「ファーム・ボウル」(1295円)

なお、容器にはサラダの名称と具材の内容が示されていて、どういうサラダかわかるようになっている。

また、コードが記載されており、読み込むとヘルプページに飛べるのだが、その文章に血が通っていてなんだかほっこりしてしまった。

この『CRISP STATION 丸ビル店』は、『CRISP SALADA』を展開するサラダ専門店が運営している。いろいろな食材が入っていて、野菜の鮮度と具材の食べ応えの調和が見事。全種類試してみたいなぁ。

もしも丸の内OLになる機会があったら、週3くらいはこのランチでいいなぁと思ったほど。そんな話を夫にしていたら、私以上に私の体型を気にしている彼に「ずっとこれ食べていればいいじゃん」と言われてちょっとスネた。でも「それもアリ!」と思ってしまうくらいの美味しさと満足度の高さでした。

■『CRISP STATION 丸ビル店』
[住所]東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング地下1階
[営業時間]11時〜19時
[交通]地下鉄丸ノ内線ほか東京駅直結

まだまだあります、グルメな自販機

ここで紹介した以外にもいろいろな自販機で購入して食べてみた(今さらながら『おとなの週末』は覆面調査で食べて本当に美味しいものを厳選して紹介している雑誌なのです)が、残念ながら本誌では漏れてしまったものもありました。

『北海番屋』
『北海番屋』

そのひとつが、築地場外市場にある『北海番屋』の「自家製 焼漬魚セット」(各1切・3切入/1000円)。これは銀だら西京焼と紅さけ粕漬焼、さわら西京焼が1切れずつ入っていて、非常に美味しかった。自分で焼くと焦げがちな西京焼きだから、レンジアップするだけで食べられる手軽さも魅力だった。

冷凍庫にあると重宝する「自家製 焼漬魚セット」(各1切・3切入/1000円)
冷凍庫にあると重宝する「自家製 焼漬魚セット」(各1切・3切入/1000円)

なおこの自販機では、「ロシア産 天然紅鮭切身」(大切り3切・880円)のほか、「北海道産 いくら醤油漬」(250g・3500円)なども売られている。

『北海番屋』では和菓子も販売!
『北海番屋』では和菓子も販売!

個人的に、豊洲に移転した築地の名店『茂助だんご』の自動販売機限定商品が売られていたのもアツかった。「茂助だんごと草餅セット」(4種各1個入 800円)と「どら焼3種寄せ」(700円)があったが、午後に行ったときは残念ながら売り切れてしまっていた。

■『北海番屋』
[住所]東京都中央区築地4-14-16
[交通]地下鉄日比谷線築地駅1番出口から徒歩5分

JR長崎駅にかまぼこ自販機が登場するなど、関東以外にもあちこちで話を聞くようになった食品の自動販売機。今後も目が離せないことは間違いないだろう。

撮影/小島 昇(コンパーレ コマーレ) 取材・撮影/市村幸妙

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市村 幸妙
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