日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★★★☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:カズノコ
よくある間違い:キ、キギョ
おせち料理でおなじみのカズノコ。ニシンの卵を塩漬けまたは乾燥させたもので、黄色いダイヤとも称される高級食材です。鯑という表記より数の子のほうがなじみがあるかもしれませんね。
その粒の多さが子孫繁栄を連想させるということで、縁起物とされています。
名前の由来は諸説ありますが、一説は、ニシンはその昔は「カド」と呼ばれていて、その子なので「カドの子」、それが変化して「カズノコ」になったというものです。
魚卵と言うとプリン体が気になるという人も多いのでは? しかし、カズノコは、他の魚卵と比較して非常にプリンタ体が少ないのです。例えば、100gあたりのプリン体の含有量は、タラコが120.7mgであるのに対し、カズノコは21.9mgです。
また、血液サラサラ作用を持ち、生活習慣病の予防をサポートするDHA/EPAという油を豊富に含むことも大きな利点です。
ただし、塩漬けの状態のものを購入した場合、塩抜きをしっかり行わないと塩分の摂りすぎになってしまうので注意しましょう。
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