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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは旬の食材の魅力をご紹介します。旬のものをたくさん食べて、体の内側から健康に、きれいになりましょう!

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い魚と野菜

食感も味も一級品!! 噛むほどに旨味が広がる!

超高級魚として知られる白身魚のくえはハタ科の大型魚です。おもに西日本以西の海底に生息しています。九州では「あら」、西日本の一部の地域では「もろこ」と呼ばれることもあります。ほぼ1年を通して水揚げされますが、脂がのって身が締まり、旨味が増す季節は10月下旬あたりから12月までと言われています。

くえの魅力は、脂にくどさがなく、非常に上品な甘みと旨味があるというところ。噛むほどに出汁のような旨味が口の中に広がります。

また、弾力のある身も特徴のひとつで、新鮮なものはふぐのように薄造りで供されることもあります。

ふぐのような引き締まった身でありながら、ふぐよりも脂ののりが良く、それでいてしつこさがないという絶妙なバランスを持ったところが、くえが珍重されている理由です。

また、身や皮以外にもウロコや胃袋、肝など、すべてを食べることができるため、捨てるところがない魚と言われています。特に、ゼラチン質をたっぷり含んだ皮の旨さも格別。あらや皮を使ったくえ鍋は絶品です。また、唐揚げにするとプリプリ、ジューシーで、魚肉とは思えないような食感を楽しめます。

庶民には手の届かない魚というイメージですが、近年では養殖ものが出回るようになり、通販などで比較的安価な価格で購入できるようになっています。インターネットを検索すると旬の時期には漁師さん直送のくえなどを丸ごと一尾購入できるサイトなどもあるので、一度チェックしてみてください。

美味しいくえの見分け方

新鮮で美味しいくえの身は、薄ピンクで透明感があります。また、脂がのっているものは肉眼で見ても身の表面にうっすらと脂がのっていることが確認できます。

丸ごと一尾が手に入るような場合は、目が澄んでいてエラが鮮やかな紅色のものを。体にハリがあってふっくらしたものを。新鮮なものは、体表に透明感のあるぬめりがあります。

くえの注目栄養素

脂がのっているにもかかわらず、非常に低カロリーな魚です。100gあたりのカロリーは92kcalです。他にも、血液サラサラ効果のあるEPA、DHAというヘルシーな油や、むくみの改善をサポートするカリウムなどのミネラルもたっぷり含まれています。

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おとなの週末Web編集部
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