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コラム
覆面取材で見つけた間違いない店だけを掲載しているグルメ専門誌『おとなの週末』
おっさん女子の吉祥寺パトロール(31) 吉祥寺の秘境は、珍しい中国茶を販売するあそこだよ、の件

おっさん女子の吉祥寺パトロール(31) 吉祥寺の秘境は、珍しい中国茶を販売するあそこだよ、の件

私の雑居ビル飲食店愛はかなり深い。そして2017年の5月、雑居ビル前で発見した『S茶房』の看板……。雑居ビルの3Fである。入りづらい、マジ入りづらい……。しかし好奇心には勝てずに勇気を出して入ってみると……。そこはまさに「秘境」であった。

吉祥寺の秘境は、珍しい中国茶を販売するあそこだよ、の件


私の雑居ビル飲食店愛はかなり深い(連載第7回を参照)。

そして、2017年5月に末広通りの入り口付近の雑居ビル前で発見した『S茶房』の看板……。

雑居ビルの3Fである。

入りづらい、マジ入りづらい……。

しかし、好奇心には勝てずに勇気を出して入ってみると……。


あら? 

店内はすごく明るくて、店主はなんだかフレンドリー。

どうぞ、とていねいに案内されると、そこは中国茶販売の店でした。

もっと魔窟のような喫茶店というイメージだったが……。


試飲スペースに腰かけると、「飲みたいお茶があったら、どんどん言ってくださいね!」と言われ、中国茶の一覧に目を落とすと……。

そこには見たこともない世界が展開されていたのであった。


『百年 紅岩茶』って何? 100年……? 

『野生古樹紅茶』は樹齢500年とか書いてあるけど、何ですかこれは? 

中国の雲南省にある野生の紅茶の木が樹齢500年で、その茶葉が今、吉祥寺にあって、私が飲んでいるんですか……! 

なんだか、雄大すぎてめまいがする。そしてワイルドな風味で美味しいよ……。

キミたち、遠くからよく来たね……、

そんな気持ちになって、なんだか感動が襲ってきた。

あとこの樹齢800年って……! 

みたいな展開が延々続く……。

ここは秘境? 吉祥寺だけど秘境ですか?


イラスト/スタジヲワンツー

珍しくて、貴重で、激レアなお茶が集い、試飲できる店、そこが「秘境」!


実は、この店の中国茶はとっても珍しく、貴重なものがそろっているのであった。

しかも、それが惜しげもなく試飲できるのである。

商売として成立しているのだろうか? とふと不安になるおっさん女子……。


さらに、中国茶試飲用にお菓子まで作っているようで(オリジナルの特別発注)、もちろんお菓子も無料で、お・も・て・な・し。

思いがけないおもてなしに、なんだか、ほのぼの&ほっこり。

しかも、ほかのお客さんが試飲したいと希望したものを、その場にいる他のお客さんにもシェア。

私はぐびぐび試飲し続け、気が付いたら2時間くらいたっていましたとさ。


時空が歪んでるよ、この店は……。

もしかして、秘境? 吉祥寺だけど、私、地元民だけど、ここって秘境?

しかも、店主のトークが楽しく、おひとり様&ぼっちでも全然OKな雰囲気。

ちなみに店名になっている◎◎ってどういう意味ですか? と聞いたら『◎◎っていうのは、“お姉さんのような”美人のことを中国語で青眉、蛾眉っていうんです。

中国では眉の形が美人の象徴なんですね』と語る。

ちなみに“お姉さんのような”とは、わたしくのこと。

おっさん女子のことである。店主はトークが冴えてるよ……(涙)。

お気遣いありがとう。

さすが客商売……。


秘境体験の入門編として? 秘境の中に「プチ喫茶」。


中国茶は、20gからの量り売り。

ちなみに20gだと、お茶のポットで4~5回分。

しかも、その場で量って袋にパウチしてくれるんだけど、これが気前のいいお惣菜屋さんを彷彿とさせる量りっぷり。

ちょっとオーバーしちゃってるけど、じゃあこれで20gね! みたいな(笑)。

けっこうオーバーしてましたけど……。

商売的には大丈夫なんですか……?

頼めば、「20gを10gづつ2袋に分けて……」みたいなパウチにも対応してくれるので、友達にプレゼントとか、ちょっとした手土産にもおすすめ。

あと、水中花みたいな『菊茶』『薔薇茶』などもあって、若い娘さんへのプレゼントにすると、モテる気がする(自己責任でどうぞ!)。

私は、吉祥寺在住の知り合い女子に『菊茶』をおすそ分けしたら、後日この店の『野生古樹紅茶』がお返しに帰ってきた。わらしべ長者のようです……。


そして最近、プチ喫茶も開始している模様。

ウーロン茶+お菓子で500円だ。

とりあえずお店の中に踏み入ってみたい人にはおすすめ。


さらに、ちょっと間をあけて、店に行ってみると、また見たことのない中国茶が!!!


あの店主、たぶん本当の秘境に、買い付けに行っているな……!





天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。


このグルメ記事のライター
天野七月@まとメシ

吉祥寺に住んで、ざっくり30年。基本「おっさん女子」の筆者が、たまに乙女マインドをチラつかせながら、地元民目線で食事情を語る。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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