並んでも欲しい!柳月の銘菓「三方六」の切れ端
北海道の有名な菓子メーカーのひとつ、柳月(りゅうげつ)。最近はあんことバターを使ったサブレ「あんバタサン」や、バスクチーズケーキ「トカチック・バスキュ~」なども有名ですが、根強い人気商品が「三方六(さんぽうろく)」。北海道産の砂糖やバター・小麦粉を使い、白樺の木肌をホワイトチョコとミルクチョコレートで現した薪の形のバウムクーヘンです。半世紀以上も愛され続けているお菓子で、私も道外の知人や親族によくお土産で買っていきます。
帯広市に隣接する音更町の「柳月スイートピア・ガーデン」では、三方六の切れ端を格安で数量限定で販売しているんです。整理券が配られるので開店前から並ぶ必要があります。この日はオープン約30分ほど前に並び、なんとか整理券をゲット!切れ端を手に入れたときの嬉しさで満足してしまったのか、写真を撮るのを忘れてしまいました・・・もちろん切れ端も美味しかったです!
店内には、買ったお菓子やケーキをその場で食べられるカフェテラスがあり、ここだけでしか食べられない「十勝きなごろもソフト」などの軽食も販売されています。私は誘惑に負けて、「あんバタトースト」と「十勝カルビまん」を注文。優しいあんこの味と濃厚なバターを味わえるあんバタトーストと、ジューシーな十勝カルビまんで、朝から体も心も満たされました。
新しい1万円札の顔、渋沢栄一が開いた町「清水町」の絶景
再来年、新しい1万円札の顔になる実業家の渋沢栄一。十勝の開墾のため渋沢栄一がかかわったのが、帯広市の北西に位置する清水町です。農業や酪農が盛んなのどかなまちです。
仕事で何度も訪れたことのある町で、なんといっても素晴らしいのはその景色。NHK連続テレビ小説「なつぞら」のロケ地「清水円山展望台」や、清水町と日高町の境にある「日勝峠」からは、雄大な十勝平野を見渡すことができます。
この景色を見るたびに心が洗われます。日勝峠は紅葉の名所としても知られており、シーズンには多くの観光客が訪れます。
雄大な十勝エリアは、見どころがまだまだたくさんあります。季節に合わせてお好みの観光地を巡ってもらえたら嬉しいです。
文・写真/森順子
森 順子
元テレビ北海道アナウンサー。現在は教育サービスの会社を運営しながら地理の楽しさを普及する活動も行っている。地理女net代表/札幌国際大学短期大学部講師/札幌観光大使