とんかつ やまいち(淡路町/とんかつ)腕利きだった先代の味わいを真摯に受け継ぐ

ロース定食 1700円 程よい脂で旨みも濃い。やや粗めの生パン粉を使う。シナモンなどスパイスを入れた独自のとんかつソースの他、おろしポン酢や柚子胡椒なども用意

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・淡路町のとんかつ店『とんかつ やまいち』です。 ※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・淡路町のとんかつ店『とんかつ やまいち』です。

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています。

名人技を家族で守る 揺るがぬ人気の名店

先代の松井孝仁さんは揚げ方の名人だった。9年前の亡き後、店を継いだのは18歳から共に働いてきた妻の里絵さんだ。職人気質だった夫。生前は技を教えることはなかったため、その仕事を思い出して味を再現したという。

当初は2年だけやる予定だったそうだが、4年、8年……人気が続くのは訳がある。「主人のような味を出したい」とひたむきな姿勢で、旨さを追求し、それを守ってきたから。

かつ丼や限定の特ロースにも根強いファンが多いが、定番はロース。分厚い肉に包丁を入れた時のザクザクと軽快な音からもう、誠実さが伝わってくる。

ロース定食 1700円

『とんかつ やまいち』ロース定食 1700円 程よい脂で旨みも濃い。やや粗め生パン粉を使う。シナモンなどスパイを入れた独自のとんかつソースの他、おろしポン酢や柚子胡椒なども用意

胡麻油と綿実油など3種をブレンドした油で揚げる衣は、芳醇でクリスピー。ブランデーを加えた自家製ソースとも相思相愛で何だかうれしくなる。どこか懐かしくて、温かい。家族で守る尊い味だ。

【旨い! の秘密】豚肉はその時にいい状態のものを仕入れる。筋切りなどで食べやすくする

『とんかつ やまいち』

[住所]東京都千代田区神田須田町1-8-4 玉井ビル1階
[電話]03-3253-3335
[営業時間]11時~13時50分LO ※材料が無くなり次第終了
[休日]月・日・祝
[交通]地下鉄丸の内線淡路町駅・都営新宿線小川町駅A1出口から徒歩1分

撮影/鵜澤昭彦、取材/肥田木奈々

※2022年11月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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