本日は #サバの日 ! 「全日本さば連合会」広報担当サバジェンヌこと池田陽子さんのサバ記事は、そんなサバの日に登場する新商品をご紹介。広島の「サバ重」。ご当地ソース「ビンゴソース」を使った、ジェンヌ悶絶の逸品です!
画像ギャラリー今年もきました! 3月8日「サバの日」!!
3月8日は「サバの日」として、日本各地のサバ産地、サバ食文化に力を入れている地域がイベントを行うとともに、この日に新商品をリリース、フェアを行うメーカーも増えてきた。
サバの日は、サバファンにとってはまさに「サバ元旦」!!! ハッピーサバ―イヤーテンションでパーッといきましょう~!!
催事で完売続出! 「さばのソース竜田」を使った「さば重」
今年もサバの新商品が登場! なんと! なんと、なんと広島県で話題のサバグルメが全国デビューを果たした。
なんとを3回もつけたのは意味がある。じつは広島はこれまで「サバネタ」不毛の地。そこに一石を投じたのが、福山市の『仕出し・弁当 たかの』。
40種類以上の多彩なお弁当が揃うが、一番人気は「さば重」。サバを竜田揚げにしてソースにつけた「さばのソース竜田」をトッピングしたお弁当だ。
店頭のみならず、百貨店やイベントで完売御礼。福山駅から車で30分という決して便利な場所にあるわけではないのに、わざわざ遠方からさば重を目指して訪れる人が足を絶たない。
そんな人気商品をおうちでも楽しめるようにと、3月8日から、サバのソース竜田の通販がスタート!
じつは、現地で、さば重を食べたジェンヌさん。あまりのおいしさに悶絶状態。「いわゆるソース味の竜田揚げ」を想像するかもしれないけれど、答えはまったくもってノー! まったく違う! チョット食べたことのない唯一無二の味わいだ。
おいしさの秘密は「ご当地ソース」
その秘密は、さばのソース龍田に使われている「ビンゴソース」にある。たかのが販売するビンゴソースは、絶品ご当地ソースとして地元で大好評。
トマト、にんじん、玉ねぎ、リンゴなどに、スパイスをブレンドしたソースは、広島エリアのソースならではのちょっと甘め。でもスパイスがあとから華やかに香る。おもにカレーで使われるようなスパイスを使っているとのことで、「ほっこりスパイシー」。なんというか、とっても「おふくろ系ソース」。
「とくに、バツグンに魚に合うんです」と語るのは、たかの専務の高野憲治さん。ビンゴソースは学校給食でも採用されている。「お魚料理が6割残されていたのがビンゴソースを使ってからは9割の完食率になりました」と胸を張る高野さん。ビンゴソースは、お魚をバカうまにするソースなのだ。
そして、魚の中でも最高の相性だというのが「サバ」! それもそのはず、じつはビンゴソースはそもそも、サバのために作られたソースなのだ。
ビンゴソースのルーツは『御食事処たかの食堂』。昭和34年に憲治さんの祖母である江美子さんが創業した。
ときは高度成長期。食堂は造船工場の工員たちで大にぎわい。なかでも人気があったのが、江美子さんオリジナルのタレ、その名も「さばったれ」を使った「サバの竜田揚げ」。サバの味噌煮や塩焼きといった定番ではない、オリジナリティのある、メニューを作りたいと開発したのだそう。
秘伝のタレは一子相伝。調味料の配合は舌で受け継がれたものだったが、高野さんが家業に携わったことをきっかけにレシピ化。ビンゴソースとして販売することになった。
さらに、高野さんは、江美子さんが作っていたさばの竜田揚げを再現。お弁当にした「さば重」の販売をスタート。発売するなり大好評! 食堂時代の人気メニューは時を超えて、多くのファンをつかんだ。
さばのソース竜田は、厳選した脂乗りバツグンのノルウェーサバを使用。小麦粉をはたいて2度揚げする。「まず低温で火を通し、続いて高温で揚げてしっとりとやわらかく仕上げます」と高野さん。
続いて、ビンゴソースに漬け込み、1日寝かせて味をしみこませる。基本的に、江美子さん同様の作り方で仕上げる。
造船町の小さな食堂で誕生、全国へとはばたくさばのソース竜田を、いざ実食!
「サバのソース竜田」を取り寄せて自宅で実食!
さばのソース竜田には、たかので提供している「さば重」の作り方も同梱されている。
まず、お重(ジェンヌは丼)にご飯を盛る。
そしてマヨネーズをかける。高野さんいわく「マヨが合うんです。子供のころからそうやって食べていた」ので、さば重にも応用。さらに、ビンゴソースをかけて、さばのソース竜田とご飯のなじみをよくする。
味のアクセントに刻みのりをふり、さばのソース竜田をのせて、さば重が完成!
まずは、さばのソース竜田、いただきます!
香ばしく揚がったサバは、ほんのり甘ずっぱくてやさしいスパイシー感。思わず、にっこり笑顔に! そして、いわゆるソースのキリッとした風味は感じることがなく、言われなければ「ソースを使っている」とは思えない。「何かの甘酢?」という印象だ。
試しに、ビンゴソースをそのままなめてみる。普通に「ソースの範疇」の味。
ところが、さばのソース竜田になると「ソース」感がない! なになになんなの!? サバのクセは消えて、サバの旨みや甘みや深みなどいいところだけが浮き立つ仕上がり。ミラクル!
そしてマヨ、のりの風味の援護射撃で白めし爆進み!
1度食べると、やみつきになること間違いなし。しかも冷めてからがまたまたお楽しみ。味が染み込んでさらにおいしい!(涙)
もちろん、そのままおかず、おつまみにしてもおいしいさばのソース竜田。じつはサバサンドにするのもおすすめ。
広島のサバシーンをけん引するであろう、『たかの』の逸品をぜひ召し上がれ!
■『たかの』
[住所]広島県福山市沼隈町常石9891-1
[電話番号]084-987-0727
[営業時間]10時~18時※土・日は〜16時
[交通]トモテツバス「常石港」停留所から徒歩4分
https://bingo-sauce.com/
取材・撮影/池田陽子
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