事あるごとに、円高、値上げのニュースが流れ、もううんざり。そんな中お得に買い物できる”消費者のミカタ”スポットに『おとなの週末』ライターの飯田が突撃。激安スーパーと工場直売店で、ガチの買い物をしました。今回は、東京・神奈…
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事あるごとに、円高、値上げのニュースが流れ、もううんざり。そんな中お得に買い物できる”消費者のミカタ”スポットに『おとなの週末』ライターの飯田が突撃。激安スーパーと工場直売店で、ガチの買い物をしました。今回は、東京・神奈川の工場直売店編！
【ライター飯田が行く工場直売】
物価高だけど、おいしいパンもスイーツも諦めたくない！食べ盛りの双子を育てながらもそこは貪欲にいきたい飯田です。規格外商品などをお得な価格で販売している東京と神奈川の工場直売店にGO。訳あり？いやいやお宝満載。
【東京で発見!!】
『マルニハム』 ＠祐天寺
1階が製造工場、2階が売り場というハム＆ソーセージ直売所。都内有名レストランに卸している商品を、ほぼ半値で販売している。ソーセージは羊の天然腸のプリッとした食感に肉の旨みとスパイスが弾け、激ウマ。パテやジャーキーなども揃って酒肴の調達にも◎。いずれも合成着色料や保存料を使わずアミノ酸もフリー。安全美味な商品と安さに天晴れ！
［住所］東京都目黒区中町2-48-24 2階
［電話］03-3712-3300
［営業時間］10時半～17時半
［休日］第1・3土、日
［交通］東急東横線祐天寺駅から徒歩10分
『京橋千疋屋製造直売所』 ＠清澄白河
店構えも商品もさすがの高級感ながら、工房に隣接したこちらではケーキ全品定価の8％引きというから驚き。しかも訪問時に並んでいた下記商品は消費期限間近で、なんと半額に！白ワイン香るグレープフルーツセクションも、くり抜きゼリーの果汁感も、堪らぬおいしさ～。ほかに直売所限定品も並ぶ懐の深さだ。
［住所］東京都江東区深川1-9-10
［電話］03-3643-8677
［営業時間］10時～17時
［休日］無休
［交通］地下鉄大江戸線ほか清澄白河駅A3出口から徒歩9分
『魚久（うおきゅう） 平野店』 ＠清澄白河
百貨店でお馴染みの酒粕漬の老舗『魚久』の工場が清澄白河にあり、売店も併設。通常より小さい切り身を詰めたサービス品のほか、狙うは1日2回（11時・15時）数量限定で販売される切り落としだ。この日は、ぎんだら、銀鮭、金目鯛など6種が入り、上品な味わいとCPに脱帽！金・土の11時限定でいかげそ粕漬けも登場する。
［住所］東京都江東区平野2-2-16
［電話］03-5602-9866
［営業時間］11時～17時
［休日］日・祝
［交通］地下鉄大江戸線ほか清澄白河駅A3出口から徒歩10分
【神奈川で発見!!】
『サンジェルマン ブレッドボックス 北新横浜店』 ＠北新横浜
工場街に突如現れる行列。こちらは老舗ベーカリー『サンジェルマン』の本社工場横に構えるアウトレット店だ。代名詞的な食パン「エクセルブラン」をはじめ、食事パンから菓子パンまで充実の品揃えに、財布の紐も頬もゆるみっぱなし！いずれも定価の半額近い価格で販売され、お得感がハンパない。夕方には品薄必至。
［住所］神奈川県横浜市港北区新羽町688
［電話］045-716-8549
［営業時間］9時半～16時 ※売り切れ次第閉店
［休日］年末年始
［交通］横浜市営地下鉄ブルーライン北新横浜駅から徒歩4分
『ありあけマルシェ』 ＠長後
横濱銘菓「ハーバー」を製造する工場に隣接。店内にはハーバーの詰め放題コーナーがあり、これが超お得＆楽しいのなんの。工場直売ならではの「あげたてハーバー」（1個100円）も必食で、カリッとした生地の食感は衝撃の旨さだ。良心価格の焼きたてパン各種、同社ブランドの焼き菓子のアウトレット品もざくざく揃う。
［住所］神奈川県藤沢市菖蒲沢39
［電話］0466-49-3061
［営業時間］10時～18時 ※土・日・祝は9時～
［休日］無休
［交通］小田急江ノ島線長後駅からバス西葛原下車、徒歩2分
【定価の半額がざくざく 安し楽しおいしの連続】
ねえ、卵すら高くない？もう自分で産むしかないの？物価高に悩み、そんなことをぼんやり思いながら向かったのは、清澄白河。都内でも工場直売店が点在するエリアで、目当ての『魚久 平野店』があるからだ。狙いは数量販売される魚の粕漬け切り落とし。行列に並んでゲットしたこの日の中身は、ぎんだら、銀鮭、かれい、金目鯛、真鯛の6種8切れ。通常の切り身は一切れ700円～1000円はするから、これで756円は破格！イカゲソとともに帰宅後に酒肴として堪能した。
そこから少し歩けば『京橋千疋屋製造 直売所』。見目麗しきケーキが定価の10％オフだし、大好きな「くり抜きゼリー」が半額で。えっ、ホントにいいの？と恐縮しちゃうほど。この店限定のドライフルーツ入りチョコや巨大プリンも懐にやさしくてつい買っちゃった。
所変わって祐天寺、駒沢通り沿いの『マルニハム』は、工場2階が売り場に。冷蔵ケースにソーセージやハムがぎっしり入り、業務用の半値という激安っぷりに、まとめ買いするぅ～！ってなる。本場ドイツの製法と独自のスパイス使いで仕上げた味がまた秀逸なのよ。
神奈川では藤沢市の『ありあけマルシェ』へ。ここでのおすすめは、ハーバーバイキング1080円。小さなビニール袋に横浜銘菓「ハーバー」（定価1個194円）を詰め放題できるのだが……周りを見ると、袋を目一杯広げて押し込めば、破いてしまっている人もいて。皆の必死さが微笑ましい。私は9個詰めたので、666円もお得に。まあ、隣の人は12個詰め込んでいて完敗だったけど。
続いて、横浜の『サンジェルマン ブレッドボックス 北新横浜店』。この店で工場直売は庶民の味方だと改めて感じた。定番のパンがほぼ半額で並び、驚きと感謝の涙。50年以上愛されている食パン「エクセルブラン」は、この日200円だったのよ、奥さん！もちもちのチーズプチパン「ポンデケージョ」も5個入りで有難き幸せ。近所に引っ越したいくらい。いやはや間違いない味と驚きのコスパで、ワクワク感まで楽しめる工場直売って最高だ。やっぱ卵を産んでいる場合じゃないな！
撮影／西崎進也（マルニハム）、飯田かおる（京橋千疋屋製造直売所、魚久、サンジェルマン ブレッドボックス、ありあけマルシェ）、取材・撮影／飯田かおる
※2023年4月号発売時点の情報です。
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