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古くはナタデココやティラミスがもてはやされ、近年ではタピオカにトゥンカロンなど時代によって流行りが移り変わるスイーツの世界。日々新しいスイーツが現れては若者を中心に流行し、店舗に行列を作っています。そんな新たなヒットスイーツの中から、今回は「10円パン」をご紹介しましょう。

文、画像/清水修

「10円で買えるパン?」いいえ、正体は10円の形のパンなんです

「10円パン」と聞くと「この物価高に10円なの?」と思ってしまいますが、そうではありません。答えは10円硬貨の形をした、子供の顔くらいの大きさのパンのこと。ちなみに価格は1個500円(税込)でした。10円硬貨を模した見た目から「10円パン」と名付けられているよう。

甘めの生地でできたベビーカステラのようなパンの中にとろーりチーズが入っていて、甘じょっぱさが人気の10円パン。まるで「大きな10円玉」のようなインパクトある見た目が「インスタ映え」するとして、2022年の秋くらいからちょっとしたブームになっています。

しかし、なぜわざわざ10円の形のスイーツを作ったのでしょうか。じつは10円パンには元になった韓国スイーツが存在します。それが「10ウォンパン」。韓国・慶州の観光土産として売られている10ウォン硬貨の形のスイーツです。韓国の若者にヒットしたスイーツが日本に渡り、形を変えて日本でも流行の兆しを見せているというわけ。日本で販売されている10円パンは株式会社B.Nという企業の商品で、今では東京、大阪、名古屋、京都、沖縄などの店舗で購入することができます。

実際に10円パンが販売されているMEGAドン・キホーテ渋谷本店や原宿K-TOWNフードコート店、新大久保店には行列がズラリ! 店舗を訪れる若者はTikTokやInstagramのオススメに流れてきたのを見て来店することが多いそうです。そして購入した10円パンをSNSにアップし、さらにそれを見た人が買いに来る…。こうしてブームが広がっていくわけですね。

ちなみに10円パンの味はチーズ以外にも、カスタード、チョコ、抹茶カスタード、あずきをラインナップ。目の前で焼いてくれるので、焼き立てアツアツが食べられますよ。結構ボリュームがあって、ちょっと小腹が空いたときにもぴったりな10円パン。SNSにアップしてもしなくても、1度食べてみたいと思いませんか?

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清水修
清水修

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