『San ju san(サンジューサン)』 @八幡山 まるでフレンチのひと皿 食材+ソース+パンの組み合わせに唸る! サンドイッチはパンの一種ではなく、それ自体が完成された料理だ。そんなことを思ったのがこのベーカリーを訪…
画像ギャラリースーパー、コンビニ、パン屋さん。どこでも手軽に買える「サンドイッチ」。身近な存在だけに、ブームになるサンドがたびたび登場。パテやトッピングにこだわって作る「グルメバーガー」があるなら、「グルメサンド」があってもいい。そこで、素材やパンにこだわるちょっぴりお高めな贅沢サンドを見つけてきました! 激ウマです。
『STABLER Shimokitazawa Meatsand 2nd(ステイブラー シモキタザワ ミートサンド セカンド)』 @下北沢
下北沢発のミートサンド旋風、続く!
考えるな、かぶりつけ!魂に訴えかけてくる大迫力の肉、肉、肉。今や下北沢名物とも称されるのがこれ、「ミートサンド」である。実はアパレルブランドの経営で、オーナーの鈴木さんは「もともとは洋服を売るツールとして始めた店ですが、ミートサンドの方が有名になっちゃって」と笑う。
下北沢ミートサンド・ダブル(サガリ肉300g) 1850円
とはいえ人気はその実直な旨さゆえ。肉は「柔らかくて味がいい」と選んだ横隔膜の部位、サガリだ。ミディアムレアに焼き、旨みを際立たせるため甘さ控えめの食パンに何層にも重ねてナイフを入れれば……ダブルは圧巻の300g、ワンパクだねえ。シンプルな具をビシッとまとめるのは風味豊かなマスタードとフルーティな自家製BBQソース。その分厚い旨さ&映えるビジュアルを括目せよ!
[住所]東京都世田谷区北沢3-19-20 reload2-8
[電話]03-5738-8633
[営業時間]11時~20時(19時半LO)
[休日]無休(年末年始は休)
[交通]小田急線ほか下北沢駅東口から徒歩5分
『幸也(ゆきや)』 @銀座
国産天然本マグロを大胆にカツサンド!豪快にかぶりつくべし
一級品のマグロを扱うことで知られる豊洲の「やま幸」。そこから仕入れる国産天然本マグロを大胆にもサンドイッチに仕立ててしまったのが同店だ。カツにするのはスジやコラーゲンを多く含む尾の身の部位。火を通すことでそれらがとろけ、しっとりとした口当たりから旨みと香りが炸裂する。
まぐろかつサンド 1350円
「このマグロのおいしさをストレートに感じてもらいたい」から、食パン、ソース、そしてカツのみのシンプルな構成。ちなみにそう話してくれた店主の山口幸佳さんは、「やま幸」2代目社長のお嬢さんだ。さらに骨周りやスジからこそいだ身を叩いでメンチにしたバーガーも食べずには帰れない。
[住所]東京都中央区銀座7-7-12 GINZA STEPS1階
[電話]03-3572-1500
[営業時間]11時〜20時 ※土・日・祝は〜18時
[休日]不定休
[交通]地下鉄銀座線ほか銀座駅A2出口から徒歩5分
『3DEUX1(トロワドゥアン)』 @学芸大学
選択肢は190通り!自分好みの味を選べる楽しさ
アレとソレがこんなにベスト相性だったとは……なんて意外な組み合わせも、どうぞ自由に選んじゃって。だってここはフレンチからエスニックまで約20種の具材から選択できるカスタムサンドの店なんだから。その数ザッと190通り。
レモン&ハーブグリルチキン×レッドチェダーチーズオムレツ 1400円
オムレツもいいね、グリルチキンはどう?頭の中でいろんな自分がやんややんや大激論するほど迷うのだが、そんな時は店主の植田さんに相談すればOK。何せ数々のレストランで活躍した敏腕シェフだ。味のバランスを考え、重ね方も配慮しながら目の前で作ってくれる。それは唯一無二の味、選択する自由の味。さあ、グルメサンドの新しい美味の扉を開けよう!
[住所]東京都目黒区鷹番3-8-10 第一寿美吉ビル103
[電話]03-6712-2262
[営業時間]8時~18時 ※パンが無くなり次第終了
[休日]水・第2火
[交通]東急東横線学芸大学駅西口から徒歩1分
『San ju san(サンジューサン)』 @八幡山
まるでフレンチのひと皿 食材+ソース+パンの組み合わせに唸る!
サンドイッチはパンの一種ではなく、それ自体が完成された料理だ。そんなことを思ったのがこのベーカリーを訪れたときのこと。鴨のローストにはイチゴのソースを合わせ、見事なまでにしっとり仕上げた鶏ムネ肉には濃厚なアボカドをマッチさせる。
豚肉にんじんマンゴーラペサンド 680円、鶏ハムアボカドサンド 620円、カモ&イチゴソースサンド 800円
まるでフレンチのひと皿をそのまま詰め込んだかのようなサンドイッチだ。そして生地にもフィリングに合わせてマンゴーやピーナッツバターなどを練りこみ、いくつもの味と香り、そして食感が複雑に交差する。食卓にワインを用意してペアリングしながら楽しもう。
[住所]東京都世田谷区上北沢4-34-12
[電話]090-6499-0033
[営業時間]10時〜売り切れ次第終了(15時頃)
[休日]日・月・火(他、不定休あり)
[交通]京王線八幡山駅から徒歩3分
『クロカツサン』 @西新宿
黒豚を一頭買い 素材の旨さが光る究極のカツサンド
店名からお察しのように看板を張るのが黒豚を使ったカツサンド。それも一般的な黒豚ではなく、鹿児島にある農場を指定して一頭買いした豚肉なのだ。がぶりとやれば上品な甘みの肉汁があふれ出し、続いてやってくる香りには何とも言えない深みがある。
黒豚ミルフィーユカツサンド 1580円
さらにミルフィーユカツにはバラや肩ロース、メンチカツにはモモやウデとサンドイッチによって部位ごとの味比べができるのもこの店ならではだ。北海道産小麦粉を使い、自社ベーカリーで焼いたパンはトーストしても耳までふっくらで、存在感抜群のカツをさりげなく引き立てる。
[住所]東京都新宿区西新宿4-18-2 フィル・パーク西新宿2階
[電話]03-6383-3171
[営業時間]8時〜18時LO
[休日]不定休
[交通]都営大江戸線西新宿五丁目駅A1出口から徒歩6分
『CRANE HOUSE SANDWICH SHOP(クレィンハウス サンドイッチショップ)』 @蔵前
虜になる肉々しい旨みとバターの風味
人気ハンバーガー店の系列店からご紹介するのは、バーガーの原点ともいわれるスタイルを現代版に仕立てた「ハンバーグチーズサンドイッチ」だ。小麦色のイケてる風貌とひと口目から引き込まれる香り高い味にもう夢中。
ハンバーグチーズサンドイッチ チップス付き 1265円
だってね、鉄板でバターをじゅわっと吸わせて焼いたライ麦食パンの香ばしさよ。頬張れば牛赤身100%に和牛の脂を加えたパティがガツン。まろやかなコルビージャックチーズとオニオンがまたいい仕事で。シンプルだけど綿密な工夫を重ねた味に胃袋ズキュン。つまり罪な旨さ、惚れるぜ!
[住所]東京都台東区小島1-11-12 東京洋装雑貨センター
[電話]03-5829-5280
[営業時間]11時半~21時(20時半LO)
[休日]月
[交通]都営浅草線ほか蔵前駅A3出口から徒歩8分、都営大江戸線ほか新御徒町駅A4出口から徒歩9分
撮影/小島昇(STABLER Shimokitazawa Meatsand 2nd、3DEUX1、San ju san、クロカツサン)、西崎進也(幸也、CRANE HOUSE SANDWICH SHOP)、取材/肥田木奈々(STABLER Shimokitazawa Meatsand 2nd、3DEUX1、CRANE HOUSE SANDWICH SHOP)、菜々山いく子(幸也、San ju san、クロカツサン)
※2023年7月号発売時点の情報です。
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