【ホテル編】
伝統+新作の計3種の味が今年も登場『中国料理 花梨』@赤坂
「花梨」の夏の風物詩として欠かせない冷やし麺3種。運ばれるや色めき立つ華やかさは目からもパワー注入できそうだ。伝統の「冷やしそば」は才巻エビやタラバ蟹など13種もの具材が豪華共演。麺が見えないほどの美味の宝庫が一気に食欲を目覚めさせる。コク深い特製胡麻ダレと酸味が利いた醤油ダレのどちらかお好みでどうぞ。
冷やしそば 3356円
もうひとつの定番「冷やし担々麺」はまろやかな豆乳と四川豆板醤の辛味が絶妙なバランス。豚挽肉を甜面醤などで炒めた肉味噌には隠し味に和牛の脂を入れており、重層感ある旨みはさすがのひと言だ。そして今季だけの新作ならお花畑のような彩りの「冷やしサラダ和え麺」も。練り胡麻と自家製ラー油で風味付けした特製ダレで和えた麺&夏野菜がナイスなコンビネーション。口の中で旨さ満開です。
[住所]東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京3階
[電話]03-3505-1185
[営業時間]11時半~14時半(14時LO)、17時~21時(20時LO)※土・日・祝の昼は~15時(14時半LO)
[休日]月
[交通]地下鉄銀座線ほか溜池山王駅13番出口から徒歩1分
※いずれも税・サービス料込、提供は9月24日まで
技を駆使したホテル仕様のおいしさ『広東料理 龍天門』@恵比寿
これぞホテルの味だよね、と膝を打つクオリティ。加えて優雅な空間と一流のサービス。夏のささやかな贅沢を味わうなら迷わず恵比寿へ向かおう。目当ては「龍天門の冷やし担々麺」と「蒸し鶏と夏野菜入り冷やしそば」。そのどちらも辛味と冷味が見事に融合、滋養に満ちた夏の定番だ。
蒸し鶏と夏野菜入り冷やしそば 3000円
根強いファンも多い前者は胡麻香る奥深きスープと花山椒のシビレが爽やかな余韻。それに負けない存在感のある全粒粉入りの麺との相性も完璧。後者は唐辛子と山椒の辛みに黒酢の香り高い酸味を加えたスープで、夏野菜を発酵させた漬物「泡菜」と蒸し鶏が入る。麺は香港スタイルの極細麺。実はこの繊細な食感に合う冷やし麺を作ろうと完成させた味なんだそう。他にも広東料理の技と創造性を駆使した夏限定のアラカルトやコースも用意している。
[住所]東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京2階
[電話]03-5423-7787
[営業時間]11時半~14時半LO(土・日・祝は11時~)、17時~21時半LO
[休日]無休
[交通]JR線ほか恵比寿駅東口から恵比寿スカイウォークで徒歩7分
※いずれも税・サービス料込、提供は8月31日まで
撮影/鵜澤昭彦(菊凰、羽衣)、小澤晶子(梅香)、西崎進也(一龍、花梨、龍天門)、取材/肥田木奈々
※2023年8月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。