【くつろぎと涼をももたらす湧水】水の都の名残りをめぐり、歴史と涼を満喫!
湧水を求めてやってきたのが等々力渓谷。散策道に降りていくと23区内とは思えぬほど緑が深い。不動の滝をはじめ、各所から湧水が流れ込む川の水は透明度抜群で、しかも街中よりも体感で7~8度くらい涼しい!ちょっとした避暑地気分を味わえた。田園調布にも湧水がある。「旧六郷用水」だ。住宅街でも澄んだ水がジャバジャバ湧いてるなんて不思議な感覚。
中程には鯉が泳ぐスポットもあり、こちらも見どころだ。「柳の井戸」は麻布十番の繁華街からすぐ近くにある。触れてみるとちょっと冷んやり。取材時はチョロチョロだったけど、日によって水量が変わるとか。井戸の周囲にはトンボもやって来て、そこはかとない風情も感じられますぞ。湧水を巡ったら、東京は今も水の都だと、あらためて実感。ぜひ立ち寄ってみて!
撮影/鵜澤昭彦、取材/菜々山いく子
※2023年8月号発売時点の情報です。
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