MENU
ログイン
新規登録
カテゴリから絞り込む
すべての記事
本誌紹介
お取り寄せ
まとめ記事
まとメシ オリジナルコンテンツ
居酒屋・ダイニングバー
カフェ・喫茶店・スイーツ
カレー
ステーキ・ハンバーグ
そば・うどん
アジア・エスニック料理
中華料理
テイクアウト・手土産
バル・バー
焼肉・ホルモン・鉄板焼き
ラーメン・つけ麺
弁当
和食
コラム
覆面取材で見つけた間違いない店だけを掲載しているグルメ専門誌『おとなの週末』
 東西「天ぷら」対決(コラム:マッキー牧元×門上武司の往復書簡)

東西「天ぷら」対決(コラム:マッキー牧元×門上武司の往復書簡)

おとなの週末で人気連載の呼び声高い、東西うまいもの対決風コラム『[東]マッキー牧元 ×[西]門上武司の往復書簡』。待ってましたの春到来。いよいよ全国的に桜も咲き、気分もウキウキ、いい季節ですなぁ。そんな芽吹きを寿ぐ今号は、春の生命力をしかと感じる野菜の天ぷらで、東西の美味を語っていただきます。

【今回のお題】天ぷら

天ぷら 対決 東/天ぷらつな八 つのはず庵 vs. 西/天ぷら かふう

【東】マッキー牧元 天ぷらつな八 つのはず庵の「春野菜の天ぷら」

門上様、ようやく春が来ましたね。東京でもウグイスが鳴き、全国でも桜の花が咲き出しました。
この季節は、冬に甘さを蓄え、空に向かって伸びんとする、野菜が愛おしい。勢いの手前にある命の切なさがあって、どうにも好きなのです。

そしてそんな春野菜を生かすのは、天ぷらに限る、と思うのです。
今回ご紹介するのは、栃木県海老原ファームの野菜を使った天ぷらです。供してくれるのは、『天ぷら つな八 つのはず庵』。

野菜ごとに与える水の量を厳格に管理した海老原さんの野菜は、力強く甘い。それらを天ぷらにして、風味を膨らますのですから、たまりません。

エグミが微塵もなく、噛んでいくとわさび菜のような香りが放たれる芽キャベツ。旨みを伴った、しぶとい苦みがある黒キャベツの若芽。濃密な甘みがほっくりと崩れゆくニンジンや、ほのかに甘いその葉の部分など、慣れ親しんだ野菜のたくましさに、驚かされます。
スナップエンドウは、青々しい香りと甘みが弾け、さやの内側と豆が溶けるように甘い。アスパラの根元を齧れば、とろりと甘い液が、流れ出る。

まさに息吹とはこれだ! と叫びたくなる凛々しさがあって、春に深々と感謝する味なのです。

春の息吹を湛えた野菜の生命力を存分に生かしきるこれぞ春味礼賛の味わい

▲「お好み天ぷら」より。野菜1品432円(税込み)~
通称“エビベジ”と呼ばれる、栃木県にある海老原ファームの野菜を使用。「生で食べても驚きの連続。ほとばしる生命力とはこのこと! これを天ぷらでいただけるのだから、味わわないのは損というもの。ぜひ4種の塩で。こりゃ夏野菜も期待しちゃうね」(牧)

[住所]東京都新宿区新宿3−28−4
[TEL]03-3358-2788
[営業時間]11時〜15時、17時〜22時(21時LO)、土・日・祝11時〜22時(21時LO)
[休業日]無休
[席]カウンター18席、テーブル64席、座敷32席 カード可/予約可/サ10%(夜のみ)
[交通]JR山手線ほか新宿駅中央東口出口から徒歩2分

【西】門上武司 天ぷら かふうの「春野菜の天ぷら」

牧元さん、寿司・天ぷら・蕎麦といえば、いかにも江戸の三大料理という感じがします。
なかでも天ぷら店の数は、寿司・蕎麦に比べて西の方が圧倒的に少ないのではないでしょうか。

そして天ぷらの王道といえば海老ですが、いまの時期はやはり山菜に心を奪われてしまいます。
京都・吉田神社そばの『天ぷら かふう』には、山菜や春野菜を天ぷらでしっかり楽しませてくれるコースがあるのです。

まず柚子の花は小さな蕾から、華やかな柚子の香りを放ってくれます。
そして、こごみ、ふきのとう、筍豆腐、筍、海老、アスパラガス、きく芋、よめ菜、甘草、行者にんにくなどが、次々と天紙の上に置かれるのです。

春の野菜は苦みです。
ふきのとうなど歯を入れた瞬間に苦味と香りが一気に広がりをみせ、食欲を刺激してくれるのです。
最近の料理界では、苦みという味わいに注目しています。
苦くておいしい、というコトを大切にしています。

主の西岡利文さんは、江戸文化の研究にも熱心で、店名の『かふう』は永井荷風からの縁です。
江戸の文化から端をから発して、関西らしいさっぱりとした味わいに到達したのです。
牧元さん、吉田山散策とセットでいかがですか。

春野菜は“苦み”が身上。それを上手く引き出し、あふれ出る香りとともに堪能させる、極上天ぷら

▲春野菜の天ぷらは単品220円~、盛り合わせ1300円(税込)
柚子の花にはじまり、よめ菜、甘草、こごみなど春野菜のオンパレード。「なにせ、西岡さんの春野菜に対する執着心が半端ではなく、“天ぷらにしてこそ、その真価を発揮できる食材のひとつでしょう”との思いが、ひしひしと伝わってくる献立なのです」(門)

[住所]京都市左京区吉田神社鳥居前
[TEL]075-761-9060
[営業時間]11時半〜14時(13時45分LO)、17時〜20時半(20時LO)
[休業日]日・月
[席]カウンター6席、テーブル8席 カード不可/予約可(※夜のみ)/サなし
[交通]京阪鴨東線出町柳駅から徒歩約12分

プロフィール

【東】
マッキー牧元/タベアルキストを自称して早30年、ひたすら美味しいものを食べ歩き、それを生業とすべく、各誌への寄稿に励むコラムニスト。東の食雑誌『味の手帖』編集主幹でもある。

【西】
門上武司/小誌でもおなじみの、あらゆる食情報に精通している西のグルメ王。食関連の執筆・編集を中心に、各メディアに露出多数。関西の食雑誌『あまから手帖』の編集顧問も務める。

このグルメ記事のライター
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
関連記事
どんなジャンルであれ商売の世界では、お客様へどれほどの満足と感動をお届けできるかが大事。そしてその世界に到達するには、掛け値なしの日々の努力が肝要だ。そんな 「真の感動」をもたらす取り組み方について語る、人気対談企画の第2回目。今回は四川料理人の菰田欣也さんと、高級化粧品会社の代表・小林章一さんが、熱く共鳴し合いました。
912views まとめ記事
今日は絶対に肉が食べたい!定期的にそんな日が訪れますよね。ここでは美味しいお肉料理が食べられる人気店を、グルメライターが実食調査して、本当におすすめしたいお店だけをご紹介します!安く味わえるランチの時別メニューも必見です。
博多・天神エリアを中心に、ご当地の名物グルメを知り尽くした現地調査員たちが、本当に旨いお店を厳選!中でも特におすすめしたい情報だけをまとめました。地元の人はもちろん、出張で訪れた際にも、ぜひ参考にしてください!
寒くなると食べたくなる料理の代表といえば「お鍋」!お肉、魚介類、たっぷりの野菜を、各店オリジナルのこだわり出汁でいただけば、至福の時間が訪れること間違いなし!今回はグルメライターが実食して見つけたおすすめ店を、厳選してご紹介していきます。
19283views まとめ記事
グルメ雑誌「おとなの週末」のライターが実際に食べ歩き調査したデカ盛り情報を厳選してご紹介!もちろん量が多いだけではなく、美味しさもお墨付き!定番のラーメン・焼肉・定食から、オリジナリティ溢れる料理まで、魅力的なメニューが続々登場します♪
「ひつまぶし」の激戦区、名古屋駅前にオープンした『ひつまぶし う家』は、通常の1.6倍の大サイズの鰻を使った「大ひつまぶし」が名物。 今年2月末以降、新型コロナウイルスの感染が拡大しつつある中で『ひつまぶし う家』はテイクアウトメニューに力を入れてきた。 そして、系列店で同じ建物内にある『札幌 かに家』のテイクアウトも、かにを存分に堪能できるものばかりなのだ。
松戸を中心に店舗展開する超人気店『中華蕎麦 とみ田』が、満を持して東京に上陸。同店の代名詞である超濃厚な豚骨魚介つけ麺と、富田店主が業界入りするきっかけにもなった名店『東池袋大勝軒』のクラシカルなつけ麺を二枚看板で提供する。
ホテルオークラの懐石料理店『山里』での修業を経て、2013年に独立。「食べた後に、物足りないと思ってほしい」と店主の山岸忍さんが言う通り、油をほとんど感じさせない天ぷらで、とにかく軽い。
 かつて三田にあった中華料理店『味一番』。少年時代、この店のタンメンと炒飯が大好物だった店主・今野さんは、それを再現するため植木職人から料理の世界に飛び込んだ。
東京で緊急事態宣言がなされて以降、飲食店は多大なるダメージを受けている。 そんな飲食店を応援すべく立ち上がったのが「さきめしSupported by SUNTORY」。 飲食店へ“先払い”する「さきめしチケット」と、さきめしに登録した飲食店全店へ均等に分配する「寄付」で応援するというプロジェクトだ。その考えに、おとなの週末編集部も賛同。実際に利用することで応援してみた。
227views F&D 最新情報

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt