蕎麦と向き合って45年!東京・根津『手打ち蕎麦 やなか』は蕎麦打ち体験で文化も伝える

江戸前穴子の天せいろ 1800円 独自配合のごま油でバリっと揚った江戸前の穴子天もいい 

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・根津の蕎麦店『手打ち蕎麦 やなか』です。 石臼で丁寧に挽かれ、持ち味を最大限に引き出された蕎麦が旨い! 玄蕎麦は毎日店頭の石臼でゆ…

画像ギャラリー

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・根津の蕎麦店『手打ち蕎麦 やなか』です。

石臼で丁寧に挽かれ、持ち味を最大限に引き出された蕎麦が旨い!

玄蕎麦は毎日店頭の石臼でゆっくり丁寧に挽き、何度もふるいにかける。全ては蕎麦に熱を与えず、納得のいく粉を得るためだ。朝イチに打って、数時間は寝かせておく。結果、打ち上がった蕎麦はふんわり甘く、穀物感もあってその持ち味が立っている。使うのは、十和田湖周辺の有機で契約栽培されたもの。毎日蕎麦と向き合って45年。自然と確立されたスタイルだという。

江戸前穴子の天せいろ 1800円

『手打ち蕎麦 やなか』江戸前穴子の天せいろ 1800円 独自配合のごま油でバリっと揚った江戸前の穴子天もいい

これをカドの取れた香り高くも丸みのあるツユでズズッと手繰るのがいい。外二で打たれ、のど越しも抜群だ。ツユと言えば、温かいかけ汁も独自。カエシを使わず薄口醤油ベースゆえ、きれいに取られたダシの旨みが優しく感じられ、蕎麦を引き立てている。「若い人に蕎麦の文化を伝えたい」という思いもあって、こちらでは本格的な『手打ち蕎麦体験』(要予約)も随時行っている。そちらも込みで、もおすすめだ。

『手打ち蕎麦 やなか』

[住所]東京都台東区谷中1-1-18
[電話]03-3828-5333
[営業時間]11時半~14時LO(14時半)、17時半~19時LO(20時)※売り切れあり、そば打ち体験による変更あり
[休日]木
[交通]地下鉄千代田線根津駅1番出口から徒歩6分

撮影/橋本真美、取材/池田一郎

※2023年5月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

こだわりの逸品で贅沢な蕎麦前を!オススメ蕎麦店6選 日本酒はもちろん、ワイン、ウイスキー、テキーラも◎

「おとなの週末」スタッフが忘れられない「蕎麦前の名品」 舌の上で瞬時に溶ける煮こごりに、赤ちゃんのほっぺのようなそばがきって一体!?

「おとなの週末」スタッフが激推しする「蕎麦前の逸品」3選 酒が進む“お布団みたいな玉子焼き”は必食!

全長20cmの大エビに驚愕!『江戸切り 助六そば ぬる燗佐藤』は東京駅ナカで気軽に立ち寄れる万能蕎麦店なのだ

おすすめ記事

【全室露天風呂付き】隠れ宿で優雅に過ごす!群馬県梨木・水上のおすすめ温泉宿2選

買い物に行くぜ!! 「あぶ刑事」がスーパー「オーケー」とコラボ! プレゼント企画や「タカ&ユージ」によるダンディーでセクシーな“店内放送”も必聴!

京急蒲田がタコハイにジャックされた!「京急蒲タコハイ駅」に「田中みな実」降臨!! 「蒲タコハイ祭」ってなんだ?

日本庭園の見どころがギュッ!「高尾駒木野庭園」の楽しみ方を「おとなの週末」庭園好きライターがご紹介

三重県からやって来たおでんの名店『関西煮 理(おさむ)OSAMU TOKYO』のとにかく旨いダシの秘密は「クジラ」

廃棄していた黒豚の骨が極上のスープに変貌『銀座 嚆矢』

最新刊

「おとなの週末」2024年6月号は5月15日発売!大特集は「町パン」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。5月15日発売の6月号では、「うまくてエモい!…