勤め人から蕎麦職人へ!東京・根津『蕎麦 三里』の店主が惚れ込んだ鴨鍋のおいしさを蕎麦で表現

鴨せいろ 1850円 細かめにひかれた粉で 打たれた9割の蕎麦は、自然な蕎麦の香りが返ってくる落ち着いた味わいだ

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・根津の蕎麦店『蕎麦 三里』です。 軟骨入りのつくねから鴨の旨みが染み出した鴨せいろは必食 おすすめははっきりしている。ご主人の前田…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・根津の蕎麦店『蕎麦 三里』です。

軟骨入りのつくねから鴨の旨みが染み出した鴨せいろは必食

おすすめははっきりしている。ご主人の前田正明さんがかつておいしい蕎麦を求め食べ歩いていた勤め人時代、一方で惚れ込んだ鴨鍋があった。「この鴨鍋のおいしさを蕎麦にしたい」というのが独立前からの思いだったからだ。そのお店に鴨の仕入れ先も紹介してもらったというが、ポイントのひとつは軟骨の入った鴨のつくねだ。ここからツユに染み出したダシと噛み締めれば甘みのある切り身。

鴨せいろ 1850円

『蕎麦 三里』鴨せいろ 1850円 細かめにひかれた粉で打たれた9割の蕎麦は、自然な蕎麦の香りが返ってくる落ち着いた味わいだ

北海道産を使って打たれた自然体の蕎麦を、この2種類の鴨から旨みの出たツユに潜らせれば、蕎麦の香りと旨みとコクがひとつになってじんわりと押し寄せる。せいろとは少しだけ変えて、アゴダシも使うというツユの塩梅もよし。蕎麦は9割でのど越しと香りよく、ご主人同様、自然な佇まいなのがいい。散策途中に立ち寄るにも絶好の少し奥まった場所。腰を落ち着けてじっくり味わいたい。

『蕎麦 三里』

[住所]東京都文京区根津2-33-9
[電話]03-5814-1810
[営業時間]11時半~14時、17時~21時半LO(22時)
[休日]水
[交通]地下鉄千代田線根津駅1番出口から徒歩6分

撮影/橋本真美、取材/池田一郎

※2023年5月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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