飛騨川のせせらぎとともに足湯を楽しむ 下呂には街の至るところに足湯がある。本誌でも紹介した『下呂温泉足湯の里 ゆあみ屋』もそのひとつ。 足湯は店の入り口の前にあり、「温玉ソフト」などの商品を食べながら足湯に浸かることがで…
画像ギャラリー本誌2023年11月号の特集「ちょいと足をのばして 湯とメシの旅」にて、筆者は地元の愛知県からほど近い下呂温泉を紹介させていただいた。
この『おとなの週末web』では、チャーハンとラーメンのセット、いわゆる“チャーラー”のイメージが強いかもしれないが、筆者はレッキとしたグルメライター&カメラマンなのである。
本誌で紹介できなかったネタを一挙公開!
本誌では加盟旅館15軒の中から3軒のお風呂が楽しめる「湯めぐり手形」を使って、1泊2日間で温泉と温泉街のグルメを楽しむという内容で紹介した。しかし、実際はそれ以外にリサーチのために何度も下呂を訪れていたのである。
誌面に掲載された写真以外にもたくさん撮ったし、人気のお土産物も買った。ところが、ページの関係で泣く泣く割愛せざるを得なかったネタもあった。このまま日の目を見ないというのは、あまりにももったいない。
そこで今回は、特集で紹介しきれなかった店や情報をここに公開しようと思う。本誌とともにご覧になれば、下呂温泉の魅力がより伝わるのは間違いない。ぜひ、本誌をお買い求めいただきたい。
温泉街の移動はレンタサイクルがオススメ
さて、下呂温泉のよいところは、下呂駅から徒歩圏内に温泉街があるという点だ。ただ、誌面で紹介した『下呂温泉 合掌村』など徒歩では厳しいスポットもある。電車を利用して下呂温泉へ来た方におすすめしたいのが、レンタサイクルだ。
下呂市観光交流センター『湯めぐり館』のほか、下呂駅前の下呂市総合観光案内所でも受け付けている。利用料金は6時間1000円と12時間1500円。延長1時間300円。申し込みと料金の決済にはスマホアプリをダウンロードする必要がある。
下呂の街は坂道が多い。レンタサイクルには電動アシスト自転車が使われているのでラクに移動できる。ちなみに筆者がレンタサイクルの存在を知ったのは、リサーチがすべて終わってから。わかっていたら利用したのに……。
飛騨川のせせらぎとともに足湯を楽しむ
下呂には街の至るところに足湯がある。本誌でも紹介した『下呂温泉足湯の里 ゆあみ屋』もそのひとつ。
足湯は店の入り口の前にあり、「温玉ソフト」などの商品を食べながら足湯に浸かることができるのが魅力だ。ちなみに冬場は、温泉で温めた「ほんわかプリン」なるものが人気とか。温めることで甘さとなめらかな口当たりがより楽しめるそうだ。
足湯といえば、飛騨川の河川敷にある「下呂温泉噴泉池」もおすすめだ。かつてここは水着着用で入浴することができたのだが、利用客の一部にルールを守らなかったり、マナー違反があったりして、2021年12月から足湯専用となっている。
とはいえ、無料で飛騨川のせせらぎに耳を傾けながらの足湯は格別。24時間好きなときに利用できるのもいい。
高山ラーメンの有名店の中華そば
リサーチ中、筆者が食べたのは『豆天狗 下呂温泉店』の中華そば。ここは岐阜県高山市に本店がある、高山ラーメンの有名店。筆者も高山へ行った際にはよく立ち寄る。それが高山へ行く途中の下呂で食べられるのは何ともうれしい。
注文したのは、定番の「中華そば」(850円)。高山ラーメンは、醤油ダレとスープをひとつの鍋で煮込んでいるため、訪れる時間ごとに味が変化するのが特徴だ。開店直後はスープのベースである鶏ガラと豚骨、魚介のダシが効いた味わいで、閉店間際は醤油の旨みが前面に出る。
筆者が訪れたのは昼だったので、スープの深いコクを存分に堪能することができた。歯切れのよい細ちぢれ麺もおいしかった。
とりあえず、今回はここまで。次回は引き続き温泉街のグルメや人気のお土産物などをお届けしよう。お楽しみに!
取材・撮影/永谷正樹
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