人気カレー店で刺激的な東京を楽しむ 八重洲南口地下改札のすぐそばにあるのが『TOKYO CURRYQUARTET』だ。スープカレーの『奥芝商店』、カツカレーで有名な欧風カレーの『銀座スイス』、スパイスカレーの『Colum…
画像ギャラリー東京駅は観光客だけのものではない。周辺で働くビジネスマンにとって、特に八重洲方面に伸びる地下街・ヤエチカは会社帰りの憩いの場。活気あふれる店内で、飾らず一杯。そんな東京駅はいかが?
『もつ焼き 煮込み 三六』 @八重洲地下1番通り
串で煮込みで刺身で 大満足を約束する幸せのモツ酒場
シブい縄暖簾の先に広がるモツ天国。この店に来たら何はともあれ2大看板の「もつ焼き」と「どて煮込み」は絶対いっとこう。厳選した国産豚モツの串は定番「しろ」から希少部位の「のどぶえ」まで約15種類。
どて煮込み 400円(ガーリックトースト+110円)、もつ焼き 1本170円~
素材の鮮度にこだわり、徹底して下処理から串打ちまで管理しているから臭みなんて一切ナシだ。ごま油とニンニクねぎ油を使い分けながら備長炭で香り高く焼き、塩、醤油ダレ、甘ダレと部位ごとに合う味付けで楽しませてくれる。うまぁっ。
一方、八丁味噌をベースにした甘辛味の煮込みは継ぎ足しで守るコク深い風味にゴロゴロ入ったテッポウなどのモツがぷるんと柔らかく、当然の如く酒が進む。ぷはぁっ。
ガーリックトーストを追加して共に味わえばちょっと洋風にテイストも変わってますます酒が進む進む。もう1杯お替わりっ。冬はモツ鍋もいいよ~。
[電話]03-3243-0369
[営業時間]11時~22時半(21時45分LO)※ランチは平日のみで11時~15時(14時半LO)
[休日]施設に準ずる
[交通]八重洲地下中央口から徒歩5分
『やえす初藤』 @外堀地下3番通り
朝昼夜と楽しめる ヤエチカきっての人気居酒屋
ヤエチカで居酒屋選びに迷ったら、まずココを目指しときゃ間違いない。何せ創業は昭和20年代。この地に地下街が開業した1965年の4年後にテナントとして入店した老舗だ。
長く続く人気には訳がある。朝は7時開店から行列ができる定食あり、昼はお得なランチあり、午後は和洋中の楽しい酒肴あり。しかも1日中いつでも美酒が飲める!あの~いっそ住んでいいですか。
お刺身五点盛り(2人前) 1300円、アボカドウニマヨネーズ焼き 800円
豊洲直送の鮮魚の刺身は肉厚だし、芝浦から届くモツの煮込みは車麩入りで味にひと捻り、皿にそびえ立つゴボウチップスも名物だ。このゴボウ、サクポリとシンプルな旨さなのだが、スライスしてアク抜きしたり、揚げてから油抜きしたりと美味の裏には丁寧な仕事あり。
目指すは「大箱の小料理屋」。誰でも気軽に入れて居心地良く、旬の味に加えて明るいおもてなしあり。そう、ヤエチカに『初藤』あり!
[電話]03-3275-1676
[営業時間]7時~22時(金は~22時半、土日祝~21時半(※朝定食~11時、昼定食11時~15時)
[休日]施設に準ずる
[交通]八重洲地下中央口から徒歩2分
『串の味 東八』 @外堀地下2番通り
熟練職人の技で焼き上げる串焼きの旨さ
実はこちらも創業60年になる古株。古い日本家屋の内装を移築した貴重な店内は……いやあ、ここだけ昭和。趣ある民芸調でホッと寛げる懐かしい雰囲気だ。そんな風情に心身も癒されつつ、いそいそと注文した焼鳥に今度は胃袋を掴まれた。
串焼き5本盛り 1480円
岩手や宮崎など国産銘柄鶏を職人が毎朝丁寧に串打ち。この道50年の川村店長曰く「日々同じ仕込みや仕事を続けていますが、商いは飽きちゃいけない。手を抜かないことが大事」。おお、名言出ました!
絶妙な焼き加減は長年の経験と勘がモノをいう。手羽先は皮目パリッと、噛めばジューシーな旨みがあふれ、レバーは舌の上で滑らかにとろけるよう、野菜串も色鮮やかな仕上がり。うん、さすがです。
[電話]03-3274-5091
[営業時間]11時~22時(21時15分LO、ランチは14時まで)
[休日]施設に準ずる
[交通]八重洲南口から徒歩3分
『サイアムオーキッド』 @外堀地下2番通り
タイ料理ならココ お酒と楽しめる新メニューも続々
半年ほど前に料理をブラッシュUP!定番のパッタイから人気の生春巻きまで、見た目も味も楽しめるように盛り付けやボリューム感をぐぐっと充実させた。
新たに登場したヤエチカ店だけのメニューなら「海老のマンゴーソース」がおすすめ。カリッと揚げたエビと甘酸っぱいソースが織り成す相思相愛の味わいは、マンゴーピューレに加えたスイートチリとレモン汁がいい仕事。トロピカルな旨さに気分は南国だ。
生春巻 600円、海老のマンゴーソース 1250円
それもそのはず、厨房で腕を振るうのは有名ホテル出身の経験豊富なタイ人シェフで、辛・酸・甘と本場ならではの味覚を引き立てるスパイス&ハーブ使いは完璧も完璧。調味料もほぼ現地仕様のもの。ヤミツキになる。アローイ!
[電話]03-3516-6663
[営業時間]11時~22時(土・日・祝は~21時 ※ランチは11~17時)
[休日]施設に準ずる
[交通]八重洲南口から徒歩5分
人気カレー店で刺激的な東京を楽しむ
八重洲南口地下改札のすぐそばにあるのが『TOKYO CURRYQUARTET』だ。スープカレーの『奥芝商店』、カツカレーで有名な欧風カレーの『銀座スイス』、スパイスカレーの『Columbia8』、そしてインドカレーの『SITAARA DINER』という個性あふれる4店舗が集結している。
どこも美味ながら、中でも「右手にカレースプーン、左手にししとう」という『Columbia8』の「キーマカレー」は食べ方だけでなく、30種以上のスパイスが放つ香りで人気となっている。17時からは酒のつまみ付きコースもあり使い勝手◎
『Columbia8』
[住所]八重洲地下街南1号「トウキョウカレーカルテット」内
[電話]03-6262-5688
[営業時間]11時~21時半(LO)
[休日]無休
[交通]八重洲南口からすぐ
おいしさと効能で女性にも人気のラーメン
カレーのあるエリアとは反対側、ヤエチカ北1号にあるのが『東京ラーメン横丁』だ。がっつり系、味噌ラーメン、つけ麺など7店舗がひしめく。そのおいしさに加えて、すするたびに体が温まると、女性にも評判なのが『長岡食堂』のラーメンだ。
豚と鶏のガラに背脂を加えたクリアなスープながら、食べればそれらの旨みにたっぷり加えた生姜がガツン。特製の中細麺との相性も抜群なうえ、じっくり煮込まれたチャーシューがとろりとほぐれていいアクセントになっている。どの店舗にするか迷ったら、まずはこちらを筆頭に検討してみて。
『長岡食堂』
[住所]八重洲地下街北1号
[電話]03-6262-6627
[営業時間]11時~22時半LO
[休日]無休
[交通]八重洲北口からすぐ
撮影/西崎進也(三六、東八、サイアムオーキッド)、小澤晶子(やえす初藤)、取材/肥田木奈々
※2024年1月号発売時点の情報です。
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