[Alexandros]磯部寛之の酔滴のラダー

はしご酒連載「[Alexandros]磯部寛之の酔滴のラダー」担当者が選ぶ「2023年この一杯、この一皿」 未公開写真もちょこっとあるよ

今年も、早いものでもう年末。そして、酔滴のラダーも、気付けば20回目前。毎回5軒ほどはしごしているので、2023年分だけでも、訪れたお店は60軒弱ということになります。とてもじゃないけど、情報を載せきれない!「全店実食調…

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今年も、早いものでもう年末。そして、酔滴のラダーも、気付けば20回目前。毎回5軒ほどはしごしているので、2023年分だけでも、訪れたお店は60軒弱ということになります。とてもじゃないけど、情報を載せきれない!「全店実食調査」がルールの「おとなの週末」なのに、もったいない!ということで、担当が2023年の「酔滴のラダー」をふり返り。その中で、特に印象的だった「2023年この一杯、この一皿」を、4杯と7皿、厳選してみました!当時は泣く泣く掲載を見送ったラダー中の未公開写真も、ちょこっとありますよ~。

「この一杯」編

あの店で飲んだ日本酒が好みだった、とか、あのバーで飲んだウイスキーが美味しかった、とか色々あるのですが、いかんせん自分が飲んだものは撮影していないことが多く…きちんと記憶&記録に残っているものの中からご紹介します。

『家鴨(あひる)社』の「ドライマティーニ」(飯田橋~神楽坂編)

『家鴨社』の「ドライマティーニ」(飯田橋~神楽坂編)

香りがありつつ、スッキリ飲める感じがとても好きです。もちろんアルコール度数が高いので、お酒感もしっかり。『家鴨社』に伺った時点で、すでにそこそこ飲んでいたのですが、それでもクイクイ進んだ思い出の一杯。

『味坊』で飲んだ「自然派ワイン」(浅草橋~神田編)

『味坊』で飲んだ「自然派ワイン」(浅草橋~神田編)

元々、自然派ワインと呼ばれるものは好みであることが多いのですが、特にこれは、ラム&味の濃い中華との相性が抜群でした。タイミングによって、お店に置いてある銘柄が様々なようで…また出会いたいものです。

『味坊』で外に座席を作っていただいている間の一枚。なんとも穏やかな良い表情なのですが、写真説明がまったく思い浮かばなかったので、当時は使用せずでした

『某N』の「ハイボール」(恵比寿編)

『某N』の「ハイボール」(恵比寿編)

何でできているのかは謎。すごく黄色いんですよね。アルコール感は強くなく、とにかく爽快感が印象的!脂ののった焼きとんや煮込みとあわせると、スイスイ飲めてしまう…ある意味危険なお酒。このお店は平日限定&あまり遅くまでやっていないので、なかなか行けないのが悔しい…。

『某N』を出たあと、「街角スナップ風」のつもりで撮影。撮ってはみたものの使いどころがわからず、今までお蔵入り

『TRAM』の「アブサン」(恵比寿編)

『TRAM』の「アブサン」(恵比寿編)その1
『TRAM』の「アブサン」(恵比寿編)その2
『TRAM』の「アブサン」(恵比寿編)その3

薬草の独特な香りは好みを分けるかもしれませんが、香草などが好きな方にはぜひトライしていただきたい!お店の方におすすめを聞きながら3銘柄いただき、確かにそれぞれ味わいや香りが異なるのですが、全部好きだった…。そのまま飲むのも加水して少し飲みやすくするのも良いですが、ほんのちょっとだけ角砂糖を溶かすのが一番好きです。

「この一皿」編

毎回、何軒もはしごをするのでお腹はパンパンになります。酒量のキャパシティーより胃袋の容量との戦いであることが多い、本取材。その中でも、食べる手が止まらなかった、今でも鮮明に思い出せる品々をご紹介します。

『樽八』の「肉じゃが」(飯田橋~神楽坂編)

『樽八』の「肉じゃが」(飯田橋~神楽坂編)

一人で切り盛りするおばあちゃんの手作り肉じゃが。特別何かが特徴的だった、というわけではないのですが、ほっこり安心の味わいで、お店の雰囲気も含め、また食べに行きたいなあ…と思い出す一品。

『味坊』の「ラム餃子」(浅草橋~神田編)

『味坊』の「ラム餃子」(浅草橋~神田編)

これは本当においしかった!やや大きめなのですが、ラムのクセ感がいい塩梅で、上述のワインとよく合う…。ラムはちょっと苦手、という方にもぜひ一度お試しいただきたいです。

『味味』の「にんにくのつまみ」(学芸大学編)

『味味』の「にんにくのつまみ」(学芸大学編)

大振りのにんにくが輪切り(?)になっているという、衝撃のビジュアル。チビチビかじりながら紹興酒を飲むと、至福以外の何物でもありません。こういうとき、「お酒が飲めてよかったなあ」と思うのです。

『味味』にて、なんとも良い笑顔!ですが、「学芸大学編」は、マドラーが刺さっている写真が好きすぎて、こちらは泣く泣く掲載見送り
『大膳』でガブリ!な一枚。同上の理由で泣く泣く掲載見送り

『タフィア』の「スモークチーズ」(麻布十番編)

『タフィア』の「スモークチーズ」(麻布十番編)

なんといっても香りが良い!燻製ものって、その具合によってはたくさん食べるのがしんどいこともあるのですが、チーズそのものの味わいと薫香のバランスが良く、あっという間に完食。お酒好きの友達にオススメしまくっています。

担当との「とんこつラーメン論争」勃発直前の、なんとも躍動感あふれる一枚。何やってるんでしょうか…?

『某N』の「にこみ」(恵比寿編)

『某N』の「にこみ」(手前)(恵比寿編)

少し置いておくと、脂が固まって白くなっていくほど。味もこってりなのに、くどさや嫌な脂っこさなし!とろとろと口に広がる脂の甘味に「うま!」と叫んでしまいました。上述の通り、「ハイボール」との相性抜群です。平日限定&あまり遅くまでやっていないので…(2回目)。

『ホルモン青木』の「ホルモン」(亀戸編)

『ホルモン青木』の「ホルモン」(亀戸編)

元々内臓系は大好きなのですが、ここのホルモンは衝撃が走りました。「脂が甘い」って、こういうことを言うんだな。ホルモンあるあるの、「これいつまで噛んでいればいいの?」問題が起きませんでした。溶けた。

亀戸『とあるバー』にて。個人的には、はしご酒中の楽し気な雰囲気が出ていて超お気に入り写真だったのですが、写真説明がまったく思いつかず…しかし、歯並び良いですね~
亀戸『とあるバー』にて。真剣にボトルに見入っています

『石松』の「てっぽう」(中野編)

『石松』の「てっぽう」(中野編)

外側がパリッとしていて、焼き加減が絶妙。醤油ダレの香ばしさと脂の相性が最高でした。こんにゃく串を食べたときも思ったのですが、醤油ダレがとんでもなく美味しかったです。

2024年の「酔滴のラダー」にも、乞うご期待!

連載開始から無事一年を迎えた2023年。回を重ねるにつれ、「こんなことをしてみたい」「あんなところに行ってみたい」という話も出てきています。そのあたりの話は2月号で取り上げているので、詳しくはそちらを読んでいただくとして…。

2024年も毎月元気にはしご酒をしつつ、さらに連載を盛り上げ、皆さんに楽しんでいただけるものにしていく所存です。来年も「酔滴のラダー」をよろしくお願いいたします!

2024年も、本誌でもWebでも「酔滴のラダー」チームみんなで楽しく連載を盛り上げます!かんぱーい
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