お寿司をお腹いっぱい食べたい! そんな願望を叶えられるのが「寿司食べ放題」です。千葉県を中心に展開する人気回転寿司店『南房総 やまと寿司』では、月に2回ほど、さまざまな店舗で1日限りの食べ放題を開催しています。東京都江戸…
画像ギャラリーお寿司をお腹いっぱい食べたい! そんな願望を叶えられるのが「寿司食べ放題」です。千葉県を中心に展開する人気回転寿司店『南房総 やまと寿司』では、月に2回ほど、さまざまな店舗で1日限りの食べ放題を開催しています。東京都江戸川区の『篠崎店』で行われた食べ放題に伺い、実食した感想をお伝えします!
チャンスは月2〜3回!水産会社直営の回転寿司店で食べ放題
千葉県館山市に本店を置く『南房総 やまと寿司(以下、やまと寿司)』。鴨川漁港をメインの漁場に、房総の魚などを扱う水産会社直営の回転寿司として、千葉のほか東京で2店舗、茨城で1店舗を置く「グルメ系回転寿司」の人気店だ。2023年、調査系サイトの「千葉県で人気の回転寿司ランキング」で2位になったのだとか。
その『やまと寿司』、開催は不定期だが月に2〜3回、さまざまな店舗でフルオーダー制の食べ放題を実施している。男性3850円、女性2850円、小学生1980円、4歳以上は1380円で、注文できるのは60分間、75分の入れ替え制だ。
公式ホームページやSNS、公式アプリに実施予告が掲載されるのでチェックしてほしい。
2024年最初の食べ放題は、1月20日(土)に東京都江東区にある『カメイドクロック店』でスタート。2月以降、毎月実施されている。
なお、JR総武線など亀戸駅からほど近く、車利用がマストの千葉県内の店舗に比べると行きやすい『カメイドクロック店』の2024年2回目の開催は3月16日(土)。これまでの傾向を見ると、約2ヶ月に1回の頻度で土曜日に行われている。今後はどうなるか不明だが、目安にしてみてほしい。
食べ放題の日は予約不可。以前、平日に都営新宿線篠崎駅から徒歩7分ほどの場所にある『篠崎店』の食べ放題に行ったときは、およそ16時に受付をしたところ、提示された待ち時間は1時間半だった。
その日はお客さんが多く、18時くらいで受付自体を終了していた。しかし、違う日は15時頃に行ったところ、待ちなしで入れた。
いずれにしても、時間を潰せる準備をしておくに越したことはないのかも。『篠崎店』で1時間半待った時はウエイティングスペースがいっぱいだったので、5分程度歩いたところにある「江戸川区立篠崎図書館」で本を読みながら待っていた。
もしもお店に戻った時に整理番号の呼び出しが過ぎてしまっていたとしても入店できる。ショッピングモール内にある『カメイドクロック店』であれば、ウインドウショッピングなどをして過ごすのもいいだろう。
寿司類だけで36種類! 食べ放題を体験
2023年12月26日(火)に伺った『篠崎店』は、平日だと11時30分開店。その時間に合わせて向かうと、驚いたことにすでにお客さんが入って食べていた。店員さんに聞くと、食べ放題の日は早めにオープンすることもあるのだとか。年末にかかっていたせいか、店内は落ち着いていて並びもなくあっさりと入店。
職人をはじめとするスタッフたちが「いらっしゃいませ! やまとへようこそ!」と元気に出迎えてくれる。
『やまと寿司』の魅力は、厳しい目利きで仕入れた魚を職人さんたちがおいしく調理・提供していること。千葉県産の食材にもこだわっていて、お米は「ふさこがね」、お酢は『私市(さきいち)醸造』の江戸前赤酢に天然ダシをブレンドしたオリジナル。『ヒゲタ醤油』が「やまと寿司」のために調製・調合した醤油を使っている。
食べ放題メニューを数えたところ、握り・巻物・軍艦など寿司類は36種類(盛り合わせを含む)。味噌汁や茶碗蒸し、揚げ物などのサイドメニューはデザートを含めて計12種類。
いろいろなお寿司を食べたい私のような人にピッタリなのが、「三貫盛り」の種類が豊富なこと。もちろん、フルオーダー制なので好きなものを集中して食べたいという方もバッチリだろう。
五貫盛りや「生うに」(通常価格〈以下同〉880円)、「ウ・タ・バ(うなぎ・玉子・バター)」(1貫・360円)など、通常メニューからオーダーできないものも一部あるが、十分満足できるラインナップだと思う。
そもそも食べ放題をオーダーすると、注文可能なものしかタッチパネルに表示されないから気にならないだろう。
それから『やまと寿司』の食べ放題といえば、限定でドリンクがお得になるのだ。
なんと「プレミアムモルツ 生ビール」(中)が299円(390円)、「ジムビーム ハイボール」は99円(290円)。これは安すぎる!
同店は普段からお酒がお値打ちで「ガリサワー」や「カッパサワー」などは350円。ソフトドリンクは150円からだ。しかし食事に集中するべく、今回はアルコールなしで挑んだ。
食べ放題で特に気に入ったメニューはコレだ!
いただいたものの中で特に気に入ったのは、コリコリの活赤貝、ぷりぷりの活ホタテ貝、香りも食感も豊かな活ホッキ貝がのった「活貝三貫」(800円)。マグロに自信ありという『やまと寿司』ならではの「まぐろ三貫」(750円/写真は前ページ参照)も非常に良かった。
イクラ、ズワイガニ、ネギトロがのった「彩り三貫」(580円)や、エビ、小柱、ゲソなどがたくさん入って旨みが強い「茶碗蒸し」(290円)もおいしかった。「鮮魚三貫」(630円)は、コキコキとしたコロダイ、しっとりとした赤ヤガラ、濃厚な味わいのウスバハギと、同店が漁場とつながっているからこそ入荷できる逸品だろう。
『やまと寿司』はかなりネタが大きくて食べ応え十分なので、腹パンになりながら以下を平らげた。
「活貝三貫」(800円)、「まぐろ三貫」(750円)、「鮮魚三貫」(630円)、「彩り三貫」(580円)、「うなぎ」・「地魚三貫」(520円)、「カキフライ」(480円)、「ほたて貝柱」・「とろタク爆盛」(470円)、「穴キュー巻」・「えんがわ炙り」(420円)、「なめろう」(360円)、「自家製出し巻き玉子」(350円)、「茶碗蒸し」(290円)、「杏仁豆腐」(180円)で、しめて7240円分。
食べ放題価格の倍は超えたい! と、勝手に立てていた目標はクリアした。
60分って足りないかなと思っていたが、提供時間が短いのですぐにお腹いっぱいになってしまった。
それでも食い意地が張っているので「ずわいがにほぐし身」や「サーモン親子」(各通常470円)、青魚3種がのった「ブルー・スリー」(420円)や「揚げナス」(160円)、人気の「なめらかプリン」(250円)もいろいろ食べてみたかった! とタッチパネルとにらめっこした。
気兼ねなく、おいしいお寿司をたんまりといただける『やまと寿司』の食べ放題。みなさまもタイミングが合えばぜひ足をお運びください。
文・撮影/市村幸妙
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