東京で食べられる「世界の朝ごはん」4選 海外の朝食がステキすぎる!

世界に目を向ければ、様々な朝食スタイルがあります。東京であれば、世界各国のソレが見つかるのでは!?ということで、ライター池田が巡ってきました。食べるだけで世界の食文化が見えるかも。

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世界に目を向ければ、様々な朝食スタイルがあります。東京であれば、世界各国のソレが見つかるのでは!?ということで、ライター池田が巡ってきました。食べるだけで世界の食文化が見えるかも。

台湾『wanna manna(ワナマナ) 飯田橋サクラテラス店』@飯田橋

台湾ならではの朝食文化を伝える早餐専門店!

“台湾早餐(ザオツァン)”こと、皆に元気を届ける台湾の朝ご飯をテーマにした専門店だ。

さっぱりして飲みやすい絞りたて豆乳、もち米の中に揚げパンや卵、高菜やザーサイなどが入った台湾式おにぎりや、温かい豆乳を酢でゆるく固めた台湾朝ごはんの定番・鹹豆漿、モチモチ生地に具材を包んだ台湾式クレープの蛋餅などが、バリエーション豊かに楽しめる。

初めてなら早餐セットから選ぶのもおすすめ。揚げマントウなどのスイーツも見逃せない。

早餐セット:鹹豆漿と蛋餅セット 1380円

『wanna manna(ワナマナ)飯田橋サクラテラス店』早餐セット:鹹豆漿と蛋餅セット 1380円
『wanna manna(ワナマナ)飯田橋サクラテラス店』

[住所]東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム サクラテラス2階
[電話]03-6380-8646
[営業時間]8時〜19時(18時半LO)
[休日]無休
[交通]JR総武線ほか飯田橋駅西口から徒歩4分

マレーシア『圧延・ジャパンミー』@下北沢

アジアン風味香る汁なし混ぜ麺を朝からズズズっ!

マレーシアの中華系が多い地域で人気という汁なし混ぜ麺「ドライ・チリ・パンミー」。その魅力を国産小麦ゆめちからほか、国産の素材を使うことでさらに引き出したのが“ジャパンミー”だ。

オリジナル・ジャパンミー[平麺(大)] 700円

『圧延・ジャパンミー』オリジナル・ジャパンミー[平麺(大)] 700円

ローラーで圧延して寝かせ、オーダー後にカットした平打ち麺は旨みも食感も抜群。で、干しエビやジャコ、サンバルと呼ばれるチリソースがアジアン風味を醸し出す。丼底にあるタレとともに混ぜて絡めて食すのだ。最後に追い飯するのもまた旨し!

『圧延・ジャパンミー』

[住所]東京都世田谷区北沢2-12-2 サウスウェーブ下北沢1A
[電話]なし
[営業時間]5時〜15時
[休日]水
[交通]京王井の頭線ほか下北沢駅東口から徒歩2分

アメリカ『LOCALE(ロカール)』@目黒

カリフォルニア発のフレッシュ&ナチュラル・ブランチ

シェフのケイティさんが日本各地の小規模生産者から取り寄せる有機の食材を使った、カリフォルニア発のスタイル、ファーム・トゥ・テーブルのレストラン。自然光が差し込むどこかオープンな空間で、土・日はブランチを楽しめる。

アボカドのタルティーヌ、デュカ 1400円

『LOCALE(ロカール)』アボカドのタルティーヌ、デュカ 1400円

タルティーヌ以外にも、自家製マフィンの上にポーチドエッグとケールのロースト、白いソースがのったエッグコスモドールや、バナナがたっぷり練り込まれたパンケーキなど。身体が喜ぶおいしさだ。

『LOCALE(ロカール)』

[住所]東京都目黒区目黒1-17-22
[電話]03-6874-6719
[営業時間]18時〜22時、土・日9時半〜14時、18時〜22時 ※日は夜なし
[休日]月・火
[交通]JR山手線ほか目黒駅西口から徒歩9分

メキシコ『ロス・タコス・アスーレス』 @三軒茶屋

焼き立て在来種のトルティーヤに旬の具材が旨い!

メキシコの在来種ブルーコーンを使い、伝統的な製法(ニクスタマル)で作ったダークブルーのトルティーヤ生地が印象的。これを1枚1枚焼き立てで提供するタコスは、目から鱗、新発見レベルのおいしさだ。サルサも手作り。

タコス 450円〜

『ロス・タコス・アスーレス』タコス 450円〜 カルニータス(スペシャル)

メキシコの調理、味付けを基本に、旬の日本の食材も使ったオリジナルメニューがたくさん。5枚くらいは簡単にいけちゃうのだ。メニューには説明書きもあるからよく読んで。「サボテン・ジュース」なんかもあるよ。

『ロス・タコス・アスーレス』

[住所]東京都世田谷区上馬1-17-9
[電話]050-5597-1814
[営業時間]9時〜15時(14時LO)※土・日は〜16時(15時LO)
[休日]月・火
[交通]東急田園都市線三軒茶屋駅南口Bから徒歩10分

多国籍都市TOKYOならではの朝メシはエキサイティング!

朝の習慣は人それぞれ。ましてや国が変われば、食べるものも食のスタイルも違ってくる。だから、海外を旅すると朝飯が楽しみ。その空気感ごとその場所に溶け込める気がするから。単純に好奇心もあるけれど。

そんなわけで世界のモーニング紀行。世界一周!?なら一番いいんだけど、今回は東京でアレコレ世界の朝メシを巡ってみたぞ。やっぱ楽しい。

最初はここ数年何かと人気の高い台湾だ。飯田橋にある『ワナマナ』へ。ご存知かどうか知らないが、台湾と言えば外食文化。朝食も外で食べる人が圧倒的なのだ。で、台湾朝飯の特徴といえばやさしくヘルシーな味わいだ。

おすすめは鹹豆漿(シエンドウジャン)なる台湾式豆乳スープ。ほのかに酸味を感じるふわトロ食感が沁みる。蛋餅(ダンビン)も欠かせないな。台湾式クレープと言われモチモチ生地で中に卵などが入る。「早餐(ザオツァン)セット」で楽しむべし。

『wanna manna(ワナマナ)飯田橋サクラテラス店』早餐セット:鹹豆漿と蛋餅セット 1380円の一部

『wanna manna(ワナマナ)飯田橋サクラテラス店』早餐セット:鹹豆漿と蛋餅セット 1380円の一部

お次はマレーシアだ。東南アジアといえば麺文化。各地に個性的な麺があるが向かったのは下北沢の『圧延ジャパンミー』だ。ここにはクアラルンプールのお店発祥の「ドライ・チリ・パンミー」という汁なし混ぜ麺を日本の素材でアレンジした麺があって、朝5時からいただける。

丼底のタレと混ぜ合わせながら食べると、干しエビやジャコの風味、少し甘くピリ辛なソースと自家製の平打ち麺がモチリと絡んでいいなあ、コレ!

『圧延・ジャパンミー』オリジナル・ジャパンミー[平麺(大)] 700円

『圧延・ジャパンミー』オリジナル・ジャパンミー[平麺(大)] 700円

次は目黒の『ロカール』が土・日に提供しているブランチへ。ここはアメリカ、といってもファストフード文化ではない、むしろ真逆、カリフォルニアのファーム・トゥ・テーブルの精神にのっとったレストランだ。

日本の小さな農家や生産者から直接買い付けた素材を使った料理。ハード系のパンの上によく熟したアボカドがふんだんにのったタルティーヌ。とろりと卵を崩しつつ、北アフリカのスパイス・デュカが効いている。

『LOCALE(ロカール)』アボカドのタルティーヌ、デュカ 1400円

『LOCALE(ロカール)』アボカドのタルティーヌ、デュカ 1400円

さて最後はメキシコだ。メキシコといえばやっぱりタコス!?なんだが、ここ三軒茶屋の『ロス・タコス・アスーレス』のそれはふた味違う。メキシコ在来種のとうもろこしから作るトルティーヤ生地はダークブルー。

『ロス・タコス・アスーレス』タコス 450円〜 カルニータス(クラシック)

『ロス・タコス・アスーレス』タコス 450円〜 カルニータス(クラシック)

これを1枚1枚目の前で焼き上げていく。具材もシンプルなアボカドから、おかひじき、短角牛のバルバッコア……とバラエティ豊かで何やら楽し過ぎる!朝からメスカルを合わせたくなるのが危険だけど……。

撮影/鵜澤昭彦、取材/池田一郎

2024年7月号

※2024年7月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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