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十三は東口から出て徒歩で約10分。歓楽街から離れた淀川区役所の目の前に、ひっそりと佇む名店を発見した。 タイ料理の「Twochefs(トゥシェフズ)」というお店で「NOMSG!」。いわゆる商品添加物や合成保存料などを使用しないという意味だ。

タイ料理のステイタスNOSMG!を貫く十三の穴場タイ料理店「Twochefs(トゥシェフズ)」

十三は東口から出て徒歩で約10分。 歓楽街から離れた淀川区役所の目の前に、ひっそりと佇む名店を発見した。 タイ料理の「Twochefs(トゥシェフズ)」というお店で「NOMSG!」。 いわゆる商品添加物や合成保存料などを使用しないという意味だ。 「タイではNOMSG!がステイタスになっています。  昔はオーガニックが当たり前でしたが、近年はタイ料理も食品添加物を使用するお店が増えて、  悲しいことに今ではステイタスになってしまった」(日本人オーナー)

オーナーが、青年海外協力隊を経てタイと交流を持つようになったのは約20年前のこと。 「ルーシーダットン」というタイヨガに興味を持って、免許を取得するため、タイには足繁く通っていたという。 それが今では、マリオットホテル出身のタイ人コックとともに、調理や接客まで切り盛り。 22時を過ぎても客入りは満席で、お客がひっきりなしにやって来る。 しかも、値段も手ごろ。 「春雨とシーフードのサラダ」は680円と安い。

タイの定番サラダのヤムウンセンは辛さ控えめで提供される。 もちろん、辛めにもオーダー可。

野菜はシャキシャキ。 ナンプラーの風味が実にイイ。 個人的には、タイ料理を食すには欠かせない料理である。 続いて注文した「カイヤッサイ」(680円)は女性に人気で、タイ唐辛子味噌で炒めた鶏ひき肉を卵焼きで包んだもの。

見た目もキュートなので、多くのお客さんが同メニューを注文していた。 「この店でいちばん好きな料理はココナッツスープ」とは、常連客。 「チキンのココナッツスープ」(900円)は、まろやかなココナッツの風味が食欲を倍増。

蓋をあけると、クリーム色というより白に近いスープがドーン。 蒸気とともに、ココナッツ風味が瞬く間に広がった。

タイハーブとココナッツミルクのスープは辛みが一切なく、生姜とレモングラスが甘みをさらに際立たせるアクセントとなっている。

おススメされただけあって、お酒を忘れてずっと飲んでしまうほどの旨さだった。 辛いものが苦手な人でもこの店のタイ料理なら、汗すらかかずに食べられるだろう。

Twochefs(トゥシェフズ) [住所]大阪市淀川区十三東7丁目8-12 [TEL]06-6309-5554 [営業時間]11:30~14:30       18:00~23:00 [定休日]月曜

加藤 慶(かとうけい) 大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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