染まる夕陽のビーチを眺め端正なグリル料理を堪能
「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」がおとなの夏休みにおすすめなのは、連泊してもダイニングに選択肢があること。イタリアンやブッフェ、プールサイドでのBBQなども楽しいが、離れのステーキ&シーフードレストラン「シスクグリル」は素晴らしかった!
まずは目の前にサンセットビーチが見渡せるロケーション。繊細な旨味の沖縄県産もとぶ牛などのブランド肉や漁港直送のシーフードなど、素材を生かしつつ、端正に仕上げたグリル料理のコース!オープンキッチンでの豪快なパフォーマンスやシェフとの交流などのエンタメ性にも大満足。ケーキも用意してくれるので、サプライズのお祝いなどにもぴったりだ。
県産野菜やフルーツをふんだんにつかったサラダ、オマール海老や沖縄県産あぐー豚ロースなどのグリル料理など季節のサーフ&ターフコース(1万6000円)も満足度が高いが、オマール海老以外にもやんばる鶏のグリルが主役のサラダやTボーンステーキを2人でシェアし合うコース(3万5000円)もぜひ試してほしい。
やちむんの里をぬけた果て、残波岬(ざんぱみさき)の隠れ家的ビーチ
「はなれ旅」を提唱し、全国展開しているのがアコーグループの「グランドメルキュール」「メルキュール」ブランド。2024年に一気に22軒をリブランドオープンしたことで話題となった。いずれも観光客が殺到するエリアから、ちょっとだけ離れ、あまりまだ知られていない絶景や地域特有の文化、交流など、土地に根付いた魅力をモダンにアップデートした宿だ。琵琶湖や淡路島、奈良橿原、那須高原、南房総などにオープンした。
沖縄にできたのは那覇空港から車で70分ほどの読谷村(よみたんそん)にある「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」だ。残波岬は高さ30mの断崖絶壁が2km続く景勝地。人気の泡盛「残波」でもその名を知られる。晴れた日には慶良間(けらま)諸島も望め、先端まで来たと実感する。読谷村・やちむんの里などの観光スポットからのアクセスがいいのも、残波岬の魅力だ。
村営の残波ビーチはこじんまりとしてスタイリッシュ。マリンアクティビティの拠点となるビーチハウスは遊泳期間の4月1日から10月31日以外も年中オープンし、ロッカーやシャワーを使えるので、地元の人たちも知る人ぞ知る穴場。シーズンを過ぎても楽しめる。