金町「らーめん 三浦家」
開店前から客待ちが当たり前になるまで、オープンからわずか1か月。家系ラーメンの『武蔵家』の総大将をつとめた実力派が作るラーメンは、こってり濃厚で中毒性が高い。かといって、ジャンク過ぎないのは、丁寧に下処理した豚骨と鶏ガラのおかげか。直前にブレンドする生醤油の香りが立ち、どこか上品さを感じる。
家系では太めになる麺はもちもちで、スープをしっかり持ち上げる。阿波尾鶏からとった鶏油で脂の旨さもあるため、ガッツリ食べた満足度が高い。チャーシューは低温調理後に煮て、4時間燻製。程よく柔らかく、肩ロースの旨みがしっかりと残っている。
…つづく「東京の本当うまい「町中華のラーメン」ベスト6店…なんと一杯《600円》、スープ絶品《浅草・大森・人形町・大井町・千歳烏山・清澄白河》で覆面調査隊が発見」では、あまたひしめく町中華のなかから、おいしいラーメンの店を紹介します。
『おとなの週末』2023年2月号より(本内容は発売当時のものです)