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八代亜紀さんが15歳から歌っていたキャバレー

最後にご紹介するのは、2023(令和5)年12月30日に73歳でお亡くなりになった大演歌歌手、八代亜紀(やしろあき)さんです。

八代さんはその名の通り熊本県八代市(やつしろし)の出身で、繁華街にある『キャバレーニュー白馬』というお店で15歳から歌っていたそうです。筆者は八代さんの聖地『キャバレーニュー白馬』に10年前に行ったことがあります。

当地にある焼酎工場『八代不知火蔵(やつしろしらぬいぐら)』に友人が勤めており、会いにいったものです。夜は彼と繁華街に繰り出し、まずは熊本名物馬刺しが有名な居酒屋『やまどり』に訪問(ちなみに筆者は競馬好きなので馬刺しは食べません)、その後うかがったのが『キャバレーニュー白馬』でした。

『キャバレーニュー白馬』

外観も内装も驚くほど贅沢なお店で、ライザ・ミネリ主演の米映画『キャバレー』(1972年)に出てきそうなそれはそれは立派な劇場でした。八代さんの名曲「舟歌」(作詞・阿久悠、作曲・浜圭介)にある「あぶったイカ」は食べ損ねましたが、焼酎を飲みながら思い出深い夜を過ごしました。

『キャバレーニュー白馬』の贅沢な内装

八代さんは画家としても活躍されており、友人がつくった焼酎のラベルをデザインしたこともあるとか。八代の焼酎を深く愛していた八代さん。いつかまた当地に訪れ、前回果たせなかった「肴はあぶったイカでいい」を実現したいと思います。

今日は歌謡界の大御所お三方の聖地巡礼とご当地グルメでした。いよいよ2024年もあと数日。年末恒例のNHK紅白歌合戦もせまってきました。昭和と演歌が似合う紅白歌合戦。ひばりさん、ちあきさん、八代さんの歌を思い出しながら大みそかの夜を過ごしたいと思います。皆さまにとって素敵な2025年になりますように。よいお年をお迎えください。

文・写真/十朱伸吾 
おとなの週末Web専属ライター。旅と食とビールと競馬をこよなく愛する。ツーリングとゴルフも趣味。ツーリングの成果でダイエットにも成功。

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……つづく『歌姫の聖地で出会ったグルメ2選! ユーミン縁の五島列島で味わう「五島うどん」、ドリカム吉田美和さんが愛した北海道「味噌ラーメン」』では、時代を彩る歌姫たちの聖地を巡礼!その中で出会った歌姫縁のグルメを実食レポートします。

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