南側を太平洋に面した四国最大の県・高知。その扇型をした広大な地への旅は、テーマがあるとアクションを起こしやすく、楽しみ方も増大！今回はグルメ巡る旅として3日かけて高知市を中心としながらご案内します。高知が誇る美味グルメは、カツオ以外にもたくさん！ここでは、なかなかにディープな行くべきお店をご紹介。3日で回る味めぐり、口福＆満腹です。
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南側を太平洋に面した四国最大の県・高知。その扇型をした広大な地への旅は、テーマがあるとアクションを起こしやすく、楽しみ方も増大！今回はグルメ巡る旅として3日かけて高知市を中心としながらご案内します。高知が誇る美味グルメは、カツオ以外にもたくさん！ここでは、なかなかにディープな行くべきお店をご紹介。3日で回る味めぐり1日目、口福＆満腹です。
地元の人気店から居酒屋、ワインと初日から満喫
たったひとつの店に旅心をくすぐられることもある。高知市の隣、南国市の住宅街に韓国料理の名店があると聞き、好奇心がムクムクと湧いてきた。そして「ここに行ってみたい！」から、今回の高知の旅は始まったのだ。
その噂のお店、古民家の佇まいもいい韓国料理店『景福宮（キョンボックン）本店』は高知龍馬空港からアクセスもよく、タクシーを飛ばせば約15分。早速ランチに滑り込んだ。
『景福宮（キョンボックン）本店』Bセット 780円＋石焼きビビンバ 1050円
「26年前に日本へやってきて、2年目には化学調味料を使わない本場のキムチを作り始めました」と『景福宮本店』の店主・崔さんはニコニコ語る。
キムチの卸から始まり、販売所を作ってという声で店を持ち、飲食もできるのではとレストランに発展。場所は街中ではないのに平日でもランチは満席、週末は行列ができるほど。だけど店もお客さんもすご～くのんびりしていて和やか。時間の流れがゆっくりと感じられ、旅気分がいっそう盛り上がったのだ。
昼にバイキングも堪能してしっかり食べたので、夜は軽めにつまもうと高知市内にある戦後のバラック跡地という“宵まち横丁”へ向かう。この辺は気になる飲み屋がポツポツあって散策するのも楽しいのだ。
目指した『田舎家』はカウンターに並ぶお惣菜が壮観。煮物や刺身はもちろん、多彩なメニューは「ハムエッグ」や「ロールキャベツ」まである。
『田舎家』ドロメぬた 500円、煮込み 500円、土佐鶴（大） 900円
「単身赴任の人にロールキャベツが食べたいって言われて作ったのが最初。夜にハムエッグを食べたいって常連さんもいたんだよ」とご主人は笑う。材料があって作れるものならメニューになくてもいいよという。そのホスピタリティが長年愛される理由なのだろう。
1日目の夜の〆にもう少し飲みたい気分だったので、建築事務所が夜だけワインバーになるという『バル・ヴァレリアン』へ。
『バル・ヴァレリアン』グラスワイン 900円～1200円
店主・町田さんに明日行く店の相談をしながらのゆるゆる飲みで、夜は更けていったのだ。
旅の目的地にしたいコリアンな竜宮城！『景福宮（キョンボックン）本店』
ここは南国市郊外の静かな住宅街に佇む古民家。日本庭園を見晴らすお座敷で食べられるのは、本格的な韓国料理だ。家庭料理をベースにしているから、野菜たっぷりでやさしい味付け。いろいろつまめるバイキングもあって、特に女性に大人気！
季節の食材を使ったチヂミもどうぞ！
［住所］高知県南国市上末松316
［電話］088-855-6735
［営業時間］11時半～16時（15時LO）、土・日11時半～16時（15時LO）、17時～21時半（21時LO）
［休日］水
［交通］JR土讃線土佐長岡駅から徒歩3分
ずらり並ぶおばんざいに飲んべえの夢が広がる『田舎家』
40年以上にわたり地元で愛されてきた名居酒屋。その日の刺身、ぬたで食べるドロメなど郷土料理はもちろん、名物の煮込みや唐揚げまで、みんな大好きなつまみがいっぱい。ひと皿300円～の安心価格で、おひとり様でも気軽に食べられるのがいい。
日本酒に合うおつまみも揃ってますよ！
［住所］高知県高知市本町3-4-4
［電話］088-823-6453
［営業時間］17時～23時
［休日］日・祝
［交通］とさでん交通電車 後免線大橋通駅から徒歩1分
旅人の冒険心を満たす秘密のワインバー『バル・ヴァレリアン』
建築家とバーの店主という二足のわらじの町田さん。以前は他所でワインバーをやっていたが「本業が忙しくなっちゃって」と今は建築事務所が夜だけ店に早変わり。地元でも知る人ぞ知る隠れ家に潜入すれば、旅の好奇心を満たす一夜の始まりだ。
静かにワインを飲みたい夜にどうぞ。
［住所］高知県高知市上町2-2-11 2階
［電話］088-855-8530
［営業時間］20時～24時
［休日］日～水
［交通］とさでん交通電車 伊野線上町一丁目駅から徒歩3分
撮影／西崎進也、取材／岡本ジュン
『おとなの週末2024年1月号』は12月13日（金）発売！
※2025年1月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「日本最後の“ローカル新線”に感動！日本三大鍾乳洞「龍河洞」に興奮！ドキドキが止まらない【高知旅】1日目」では、高知でアクティブに行動する楽しさを紹介します。
