あれも食べたい。これもいいな……軽く30を超えるメニューに優柔不断必至。そこで何を食べてもおいしいけれど、麺類、ご飯もの、一品料理……何を頼むか迷ったらぜひこれを!という絶品個性派メニューのある町中華をご紹介です。
画像ギャラリーあれも食べたい。これもいいな……軽く30を超えるメニューに優柔不断必至。そこで何を食べてもおいしいけれど、麺類、ご飯もの、一品料理……何を頼むか迷ったらぜひこれを!という絶品飯メニューのある町中華をご紹介です。
素材と調理法にアイデアが加わる老舗の傑作『上海菜館』@学芸大学
餃子などによく使われる白菜の旬は11月~2月で、甘みをしっかりと蓄える。あんかけはそのとろみで料理を冷めにくくし、最後まで熱々を楽しめる。となれば、タンメン、広東麺、中華丼などはこれからが美味だと言える。
そして「角煮野菜御飯」だ。白菜はじめ、木耳、青菜などの野菜をオイスターソースで味付けした餡がたっぷり。
土鍋角煮野菜御飯(半ラーメン or ワンタン付き) 1450円
しかも、そこにはイタリアンでの修業から「焼きチーズ麻婆豆腐」を考案し、「ビャンビャン麺」を大手チェーンの試食をヒントに生み出すなど、様々な食体験を美味に仕上げる名人、店主・真田照久さんがトンポーローを加えている。
豚肉の力強い旨みも相まって食べ応え十分で、感嘆も数度ではきかない旨さに大変身。冬の町中華の魅力を堪能するならこの逸品で決まりです。
真田照久さん「上海に限らず、おいしい中華を揃えてます。」
[住所]東京都目黒区鷹番3-12-5 RHビル1階
[電話]03-3713-4808
[営業時間]11時半~14時、18時~21時
[休日]火・水
[交通]東急東横線学芸大学前駅西口から徒歩2分
70年近い歴史と次代への味が楽しめる人気店『中華料理 足立屋 萬福』@五反野
スタートは浅草で、屋台のラーメン店。その後現在の場所に店舗を構え、67年もの間、町の胃袋を掴み続けている。その歴史、味を親子で守りつつ、3代目の青木亮介さんはさらに進化させることも忘れない。
麻辣醤を効かせた辛口の「赤チャーハン」、中国の醤油を効かせた風味豊かな「黒チャーハン」、さらに「パイコー飯」も亮介さんが考案したものだ。
パイコー飯 1160円
まずは肉厚の豚ロース肉に薄くカレー粉をまぶし、カラリと揚げる。ご飯の上にのせたら、白菜、小松菜などたっぷりの野菜を炒めオイスターソースで味付けした餡をとろり、で完成。餡の甘みと豚の旨み、野菜と豚の異なる食感、いろんな楽しさが口の中にあふれる人気メニューだ。
懐かしさと未知の美味で、お客は皆、お腹いっぱい、幸せいっぱい。そう“萬福”になるの
3代目・青木亮介さん「週末は行列なことも。余裕を持って来て下さい。」
[住所]東京都足立区足立3-2-12
[電話]03-3886-2970
[営業時間]11時~19時半
[休日]木
[交通]東武伊勢崎線五反野駅から徒歩10分
撮影/鵜澤昭彦(上海菜館)、西崎進也(足立屋 萬福)、取材/編集部(上海菜館、足立屋 萬福)
■おとなの週末2025年2月号は「醤油ラーメン」
※2024年12月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「漫画の神様・手塚治虫の要望で生まれた町中華とは? レジェンド料理人に聞く、人を笑顔にする“おいしい”町中華の秘密」では、手塚治虫も愛した店をはじめとした町中華のレジェンド料理人に聞く、人を笑顔にする“おいしい”秘密を紹介します。
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