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【予測5】伝統の味と新しい味、韓国発の美味が人気に

激辛を目指して店に足を運ぶも、よくよく見れば滋味深い料理も数多く揃う韓国料理。そんな赤くない料理に、インパクトあるアレンジが人気のプレッツェルが、韓国発として話題になりそう。

赤くない滋味深い韓国料理

韓国料理といえば、真っ赤っかでとにかく辛いイメージ。美味だし体が温まるけれど、お疲れマックスな時に癒しを与えてくれる料理が揃うのも韓国料理なのだ。

韓国の伝統料理で素朴な味わいの「ソルロンタン」は牛の足や頭などの骨、内臓をじっくり煮詰めた上品な牛の旨みが溶け出したスープが魅力。牛肉やそうめんなどの具材が入っており、自分で塩胡椒などを入れて好みの味に調整したり、たっぷりのねぎやキムチを入れたり、味変できる楽しさもある。

ソルロンタン

「ソルロンタン」は韓国では飲んだあとや朝食に摂ることが多いのだとか。風邪の引き始めにも効きそう!

その他、牛肉を煮込んだ「コムタン」や豚骨などで取った濃厚スープの「テジクッパ」など、赤くなく辛くもないが、滋味が体に染み入るような伝統の味を今年はお試しあれ!

多彩な味わいのプレッツェル上陸!『ATO(アト)』@新大久保

香ばしく焼かれた生地の風味、もちっとした食感が魅力のプレッツェル。表面に塩をまぶしており、発祥の地・ドイツではビールのお供としても楽しまれる。

しかし、韓国で流行中のプレッツェルは砂糖やチョコ、果てはにらなどを合わせるという多彩さ。食べれば生地の塩味がシナモンの香り、メープルの甘みなどをしっかりと引き立て、どんどん食べ進んでしまうおいしさだ。

ニラクリームチーズ650円、メープルナッツ540円、ドゥバイチョコレート980円など

『ATO(アト)』もちろんテイクアウトも可。手前から「ニラクリームチーズ」650円、「メープルナッツ」540円、「ドゥバイチョコレート」980円など

一番人気の「ニラクリームチーズ」はプレッツェルに挟まれたチーズの側面に生のにらを添えたもの。ビジュアルの大胆さもさることながら、味わいも斬新だ。味わいはさまざまで、映えもいい。まだ若い女性が中心だが、全方位的に人気を獲得するのは時間の問題だろう。

『ATO(アト)』

[住所]東京都新宿区大久保2-32-7
[営業時間]11時〜売り切れまで
[休日]無休
[交通]JR山手線新大久保駅から徒歩3分

【予測6】乳酸菌の後は乳飲料がブーム!?珈琲と牛乳がもたらす甘美な旨さ

マツコ・デラックスの発言を契機に、ヤクルト1000、そして乳酸菌飲料がブームになった2024年。2025年も「乳」飲料が話題となりそうだ。

その中心にあるのが、千葉市にある古谷乳業の、生乳を75%使用し、あとはコーヒーと砂糖のみというミルクコーヒー「ミルクの束縛」だ。コーヒーの苦みがほどよく感じられ、生乳のまろやかさ、砂糖の甘みとのバランスもよく、クセになる味わい。

シンプルに「ミルクの束縛」(500ml・233円)の文字が目に飛び込むパッケージも秀逸だ。都内ではファミリーマートで発売中。他社のものと飲み比べ、好みの味を見つけるのも楽しい

コロナ禍、飼料の高騰などで苦境に立たされている日本の酪農家に手を差し伸べようと一昨年から千葉県内で発売開始。その味わいはすぐに評判となり170万本を突破、今後は全国展開も考えているのだそう。

コーヒーを際立たせる、甘みを抑えるなど、これに続けと新たな個性派ミルクコーヒーも登場し、ますます活況化すると予測。

【予測7】安くて旨い!最高のご飯のお供、ご飯にふるだけでたちまち美味

炊き立てのご飯にササッと振り、待つことしばし。ご飯の水分でしんなりしてきたら、かき混ぜることなく、勢いよく頬張る。が、私(編集・武内)の食べ方。ご飯に少し味が移って旨いんですよね。

のりたま、ごま塩、鰹、紫蘇といった大手の定番に加え、オリジナルのふりかけを販売する店もあれば、地方限定など味が多彩で、おかずいらず。さらに気軽で安価な点も受けてか、ここ数年、売上げは右肩上がりで、2024年は575億円の販売額が予測されているほどだ。

「ゆかり」(三島食品)、「のりたま」(丸美屋)、「おとなのふりかけ」(永谷園)と大手のものは安定安心の味。浅草に店舗を構える『梅と星』のオリジナル「おぼしめし」(前列右端)などは食材にこだわり、格別の味わいだ。一度お試しを

こちらもミルクコーヒー同様、新たな味が登場し、それを契機にブームを起きると予想。ラーメンライスをヒントに豚骨味、味噌味なんてウケそうですが、果たして……。

取材/編集部(ウッチャン、ウラニワ、ひょん、宝味八萬)、撮影/小澤晶子(ATO)、鵜澤昭彦(乳飲料、ふりかけ)、文/市村幸妙、編集部(乳飲料、ふりかけ)

■おとなの週末2025年2月号は「醤油ラーメン」

『おとなの週末』2025年2月号

※2025年2月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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…つづく「新大久保“コリアンタウン”の本格韓国料理店6選【お店で使える韓国語付き】」では、本格韓国料理店を覆面調査でレポートしています。

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おとなの週末Web編集部
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