夢のようなやぐらルームを拠点として器探しの冒険にでかけてみるのもよし!
たとえ仕事で忙しく、街で観光する時間が少なかったり、天候に恵まれなくとも(意外と沖縄は雨の日が多い。ときには台風が来ることも…!)お部屋で楽しく過ごせたら、それは豊かな旅となる。「やちむんガイド」片手に旅の作戦会議をじっくり練ろう。
今回は、一人での滞在だったが、次回は酒好きで器好きの友人とわさわさ女子旅をするのがいいな、と今からワクワク。
部屋の中だけでも楽しめるし、じっくりと100とおりのやちむんを試してみた後、ショップやアトリエを目指して、器探しの旅を企画してみるのもおすすめだ。
県内にも一度に100もの工房・作家の作品を一気に見比べられるギャラリーや店舗はないだろう。ガチな器リサーチとしても、有効だ。
OMOには近隣エリアの壁面マップが描かれ、中央に大きなテーブルのあるいどばたスイート(OMO7大阪)や高知の宴会文化「おきゃく」をテーマにしたうたげスイート(OMO7高知)など、お部屋内での時間を充実させるコンセプトルームを展開。
なかにはキッチン付きのお茶の間ツイン(OMO5京都祇園)なども。旭山動物園とのアクセスも良いOMO7旭川にはペンギンルーム、しろくまルームのようなキュートなゲストルームも人気だ。
OMO5京都祇園のよーじやべっぴんルームや、OMO5大塚の都電ルームのような企業や行政とコラボした、期間限定のコンセプトルームもある。一度は泊まってみたいゲストルームばかりだ。
この部屋で過ごしたいから、その街を旅する、という選択肢も、これからはありかもしれない。
文/間庭典子
まにわ・のりこ。東京都杉並区出身。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)退社後、米ニューヨークを拠点に活動。帰国後はフリーライターとして情報を発信。全国各地の宿、インテリア誌では200軒以上の住宅を取材するなど、旅芸人なみのフットワークを誇る。仕事柄、ラグジュアリー系リゾート体験も豊富だが、「青春18きっぷ」を使って旅する“18きっぱー”でもあり、JRのほぼ全路線制覇。地の酒、肴を味わえる居酒屋や市場めし、ひなびた湯治場を巡るのも大好き。