キリンビールの伝統と革新を背負って2人の醸造家の熱き挑戦
若き醸造家 東橋鴻介さん
2018年に入社し、岡山工場でビール類の中味づくり(醸造)を担当。その後、2020年に現在の商品開発の部署へ異動。豊潤<496>やのどごし<生>、グリーンズフリーを担当した後、「晴れ風」の開発担当に。
マスターブリュワー 田山智広さん
1987年入社。ビールの本場ドイツへの留学などを経て、2001年よりマーケティング部商品開発研究所でビール類の中味開発に携わる。2013年に商品開発研究所所長、2016年にマスターブリュワーに就任。
「晴れ風」おいしさの秘訣
原料は麦芽100パーセント。副原料を使用せず、麦芽とホップ、水だけで仕込む。
ホップは希少な国産ホップIBUKI。それも香りを立てすぎず素材の良さをありのままに出せるよう、添加のタイミングにもこだわり抜いた。製法においては、麦を煮出しすぎずうまみを引き出す「デコクション法」を採用。100年を越える麒麟麦酒の技術力と開発力、そして若き醸造家の熱意と発想が結実したビールだ。
食事を引き立てる、時代をとらえたスタンダードビール
「キリンビール 晴れ風」が目指したのは、「ビールとしての味の厚み・うまさ」と「飲みやすさ」が両立するバランスの良い味わい。そんな相反する要素の両立という難題に挑んだのが、マスターブリュワーである田山智広さんと、若き醸造家の東橋鴻介さんだ。
原料は、麦芽100パーセント。副原料を用いず、雑味のないおいしさ。ホップは、柑橘系の爽やかな香りが持ち味の日本産希少ホップ「IBUKI」を使用。飲みにくさにつながる過度な酸味も、仕込みや発酵の工程で工夫を凝らし、独自の香味とまろやかな味わいを実現した。
「食事の邪魔をせず、むしろ引き立てるようなシンプルで繊細な味わいが、時代をとらえるスタンダードビールになると考えました」と田山さん。
東橋さんは「苦みや酸味が突出することなく、飲み飽きない味わい。とはいえ飲みごたえはしっかりとあります」と胸を張る。
そんな開発チームの情熱の結晶である「キリンビール 晴れ風」は、新時代のスタンダードとして日々ファンを増やし続けている。
ビールからの恩返し!「晴れ風ACTION」とは?
売上の一部を使って、桜や花火大会などの日本の風物詩の保全・継承に係る取り組み。「晴れ風」の購入や飲食店での注文で自動的に寄付されるほか、専用サイトにアクセスすると、1日1回「晴れ風コイン」が付与され、応援したい自治体を選んで寄付することができる。
https://harekaze.kirin.co.jp/sakura/