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24時間営業の開始と100店舗達成

競合他社が次々とコンビニ業界に参入し、フランチャイズ展開を進めていく中で「セブン」は1975年に24時間営業を開始。深夜や早朝に働く人の増加など人々の生活に合わせて、営業形態を変化させていきました。

日本人に合った独自の品ぞろえを展開し、1976(昭和51)年5月には関東圏1都5県で100店舗を達成しました。わずか2年という短い期間で、「関東エリアで馴染みのあるコンビニエンスストア」となったのです。

次々と生まれたヒット商品

コンビニの定番商品といえば、具材がバラエティ豊かな「おにぎり」。その元祖が1978(昭和53)年に「セブン」が売り出した「パリッコフィルム」という手巻きおにぎりでした。発売当初の1970年代の家庭でのおにぎりは、ご飯を握った後に海苔を巻くものがほとんどで、海苔はしっとりとしていました。

「セブン」では、食べる直前に海苔を巻くスタイルを考案し販売を開始。海苔の風味が生きたパリパリの食感が話題となりヒット商品に。ただ、発売当初は苦戦し、販売数は1日たったの2〜3個だったといいます。

その後も「おでん」や「スイーツ」「お弁当」など、コンビニならではのオリジナルヒット商品が日々誕生し、私たちを楽しませてくれています。

オリジナル商品が数多く登場。季節ごとのフェアなども楽しみのひとつになっている(Photo by Adobe Stock)

多様化する「セブン」の姿、47都道府県で全店達成

少子高齢化や過疎化が社会問題となる中で、2011(平成23)年に「セブン」は小売店舗が少ない地域に向けた移動販売サービスを始めます。その後も、2017(平成29)年に学校や職場の休憩スペースにセブン-イレブンオリジナル商品を中心とした豊富な品揃えの食品自動販売機を設置。忙しい学生や会社員が、より手軽に商品を求めやすくなる形態に挑戦しました。

「セブン」は2019(令和元)年7月に沖縄県で14店舗を同時オープンし、47都道府県への出店を達成しました。沖縄県の店舗では、「シーサー」を設置したりポーク玉子のおにぎりを販売したりと、地域性を踏まえた商品構成で、地域に根差した店づくりを行っています。

全国の人々の生活に寄り添った営業を徹底して行っているからこそ、「セブン-イレブン」は長きにわたって愛されているのかもしれません。

多様化するニーズに応えながら、進化を続ける「コンビニ」は、私たちの生活になくてはならない存在になっています。

これからも変わっていく時代と共に、ワクワクするような仕掛けをしてくれるでしょう。

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おとなの週末Web編集部
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