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編集部の注目は北川愛乃さんの新作『水平線』

数ある作品の中でも、注目を浴びているのが北川愛乃さんの新作です。北川さんは2022(令和4)年から毎年出展しており、今回で4年連続。アイドルという枠を超えた多才ぶりで、アートシーンでも存在感を放っています。

幼い頃に見た「海と空がひとつにつながる光景」から着想を得て、成長する中で知った現実とのギャップを重ね合わせた詩的な作品です。

「夢を持って未来を目指して生きたい」という強い想いを込めました。と北川さんは語ります。見る人の心に共感と希望を呼び起こす、力強い一作です。

さて、北川さんに制作秘話をお聞きしてみましょう。以下、熱いメッセージが伝わってきます。

SKE48北川愛乃「水平線」

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作品名は『水平線』です。私は小さな頃、家族で海にキャンプへ行った事がありました。

そこで、初めて水平線を見た時、海と空が一本の線でつながっている事にビックリして「その場所に行ってみたい!!」「その先に見える景色はどんなのだろ!?」って憧れを持ったのです。 でも、大人になるにつれて、海と空は繋がっていなくて、どこまで行っても平行線のまま、交わる事はないと知りました。天と地、白と黒、貧と富・・・・ 私たちのまわりにも、環境や状況やしがらみなど色々うずまいて現実は厳しいですよね。例えるなら、懸命に生きる事によって点が線になり、平行線も時には交点になったり・・・・だから。 憧れを持った幼い時の気持ちの様に、夢を持って未来を目指して生きていきたいっ!って気持ちを込めて描かせて頂きました。

「何を描いているのかわからない!?何の絵!?」って見て頂いた方に感じて頂ける抽象的な絵にする事が一番意識して苦労した点です。 そして、ポーリングメディウムやモデリングペーストライトやシール模型のジオラマで海面などの表面の製作につかう「大波小波」など、新しい技法や材料を使った作品制作に挑戦する事がすごく楽しかったですよ♪

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技法面では、ポーリングメディウムやモデリングペーストライト、ジオラマ素材「大波小波」などを用い、海面の表現に挑戦。斬新な表現手法を楽しみながら制作したことも語っています。

さらに美術展主催者の公式サイトでは「新しい技法に挑戦した」と明かしており、「写真では伝わらない質感があるので、ぜひ会場で見てほしい」とメッセージを寄せています。

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アートと出会う初秋のひととき
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おとなの週末Web編集部
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