地上300mのプライベートな絶景サウナで体と心をリセット
この宿の最大の楽しみは、サウナと露天風呂。館内には「サウナ付き貸切風呂」が3つ、「共有サウナ付露天風呂」がひとつ、展望浴場が男女別にひとつあるが、今回利用したのは絶景サウナ付貸切風呂「HARB(ハーブ)」である。
プライベート感抜群の貸切風呂には、手前に窓から外を一望できるサウナと15度の水風呂、半露天風呂があり、ひと続きになった開放感抜群の外気浴スペースでは、安らぎのひとときが過ごせる。
ハーブを育成する姫路の『香寺ハーブガーデン』と、姫路市の地下1200mから湧き出るアルカリ性単純温泉、播磨産100%オーガニックハーブを活用したスキンケアブランド『&HARIMA』がコラボレーションして生まれたこちらのサウナ。
セルフロウリュ(サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること)式のため、サウナストーンに注ぐ水に「播磨産オーガニックハーブ」をプラスすることで、優しい天然ハーブの香りに包まれながらととのうことができる。サウナの室温は心地いい88度。こじんまりとしたサウナのおかげで、ロウリュをしてすぐ、体が芯から温まるのがうれしい。
サウナの前後に立ち寄れるととのいの場、「IKOI」では、ヒーリングミュージックを聞きながら、設置されたドリンクや漫画を片手にゴロゴロできる。さり気なく置かれたクッションも心地よく、最高に脱力できる空間だ。
夕食はホテル内の「DINING ROOM ON THE HARIMA」へ。この日いただいたのは「出逢い」というコース。取材時の料理長は、有名な老舗日本料理店での経験を持つ方だった。
「播磨は山があり、川があり、海がある恵まれた土地。旬の一番おいしいものに全部出逢える四季折々の料理をお届けします」(料理長)
その言葉の通り、食材は現地の生産者と会い、本当に気にったものを心を込めて提供している。
特に印象的だったのは、兵庫県神崎の『キニナルファーム』の柚子と木胡椒を合わせた、魚ぜだ。しっとりとして柔らかく、コクのある魚ぜに爽やかな柚子と木胡椒の風味が絶妙に調和。魚ぜのうま味と甘みも感じられ、至福の一皿であった。
〆には、兵庫県姫路市の米農家『ファームハウス』の米と、前どれ伝助穴子を使用した穴子飯が登場。兵庫県有馬温泉の周辺に自生する有馬山椒の豊かな香りがほどよいアクセントに。播磨の山と川の恵みを生かした米が、穴子のうま味を引き立ててくれる。









