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光のアートに包まれる『姫路城』を満喫

食後は、再び『姫路城』へ。通常時もライトアップを日没から24時まで行っているが、2025年12月11日までは平和への祈りが込められた光のアートに包まれるイベント「Himeji Castle of Light『DANDELION PROJECT 姫路城×NAKED, INC.』」(18歳以上1000円)を開催中だ。

息を吹きかける動作に合わせて木々が呼吸するように輝く『Whispering Forest DANDELIONの息吹』』

映像制作などを行うクリエイティブカンパニー『ネイキッド』(本社・東京)とコラボレーションした同イベントでは、アートで平和の祈りをつなぐ参加型アート『DANDELION PROJECT(ダンデライオンプロジェクト)』を中心に、光の演出で夜の姫路城を包み込む。

姫路城の歴史の鼓動を光と音で表現した『Light Pulse 歴史の鼓動とシンクロ』

ネイキッド代表の村松亮太郎氏による平和を祈る参加型アート『DANDELION PROJECT』は、姫路市内の小学生と共に制作した祈りの象徴である“平和の花”がプロジェクションマッピング(立体物への映像投影)で広がり、祈りのメッセージを世界と共有するインスタレーション(空間芸術)だ。

小さなプリズムを藤棚のように吊るした『Prism Garden』
色鮮やかな花たちに、城の白漆喰が映える『DANDELION PROJECT』

歴史を刻む石垣に時代を超えた人々の思いを重ね合わせる、ダイナミックな光のアートも必見。歴史的な景観と、現代アートが織りなす幻想的な時間を満喫しよう。

DANDELION PROJECTに連動して映し出される樹木へのプロジェクションマッピング
一日の終わりは宿の客室から見える夜景を眺めるのがおすすめ

翌朝は、「播磨でととのう滋味の朝ごはん」をテーマにしたモーニングメニューを。宿泊者以外もランチタイムに同じメニューを楽しめるため、この料理目当てに訪れる人も多いそうだ。

「鯛めし」は、ふっくらとした瀬戸内の鯛と、ピリッと効かせた高菜がベストマッチ。兵庫県姫路市で生産されるブランド豚肉を使った「桃色吐息ポークと播磨野菜の蒸篭蒸し」は、上品でまろやかな風味の「桃色吐息ポーク」が絶品。甘みのある野菜の味とも好相性だ。

朝食は豪華な2段の蒸篭蒸しが登場

チェックアウト前は、山と海に囲まれた壮大な景色を望むホテル内の「ヒーリングテラス」へ。遠くに見える『姫路城』を眺めつつ、爽やかな朝のひとときを過ごそう。

瀬戸内海まで見渡せる絶景宿と、播磨の豊かな自然、そして白漆喰の優美な城壁が多くの人の心を掴んで止まない『姫路城』。ここでしか出合えない唯一無二の景色と出合いに、12月は兵庫に足を運んでみては。

チェアが配置された「ヒーリングテラス」

文・写真/中村友美
フード&トラベルライター。東京都生まれ。美術大学を卒業後、出版社で編集者・ディレクターを経験し、現在に至 る。15歳からカフェ・喫茶店巡りを始め、食の魅力に取り憑かれて以来、飲食にまつわる人々のストーリーに関心あり。古きよき喫茶店や居酒屋からミシュラン星付きレストランまで幅広く足を運ぶ。休日は毎週末サウナと温泉で1週間の疲れを癒している。

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中村友美
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