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「スワヤンブナート寺院のストゥーパ」と「シンギングボール」

ネパールは人口の8割がヒンドゥー教。しかし、スワヤンブナートは仏教寺院で、仏教徒もヒンドゥー教徒もどちらも聖地として礼拝に来るという。

ヒンドゥー教徒にとって、ブッダは「ヴィシュヌ神の9番目の化身」と、崇拝の対象になっているのだそう。そのため、両宗教の境界はネパールでは曖昧で、仏教の精神もネパールの文化には深く浸透している。それがこのスワヤンブナートのストゥーパにも表れているのだ。

ストゥーパの下部に家のような装飾があるのだが、このひとつひとつに小さな神様の像が収められている。そこに仏教とヒンドゥー教の神様が入り混じっている。筆者はそのことに胸を打たれた。両宗教を互いに認め合い、一緒になってお祈りができる。そういう場所を作って、国民に大切にされている。それがとても平和的で美しいと感じた。

ストゥーパの中に収められている神様のグリーンターラー像
ストゥーパの中に収められている神様のグリーンターラー像

また、もうひとつ筆者が感動した展示物が「シンギングボール」

金属製の器を棒で打ったり、こすることで独特な倍音を奏でる楽器だ。瞑想で心をスッキリさせたい時にピッタリなのだそう。棒で打ったあと自分の身体に近づけて、音の振動を感じる。そうすることで、今まで自分の心に向いていた意識が、振動を感じることに向けられ、まるで自分の身体の隅々を観察しているような心地に陥る。

筆者は最近、悩み事ができるとまずChat GPTに相談をして、答えをもらうことでスッキリした気になることが多い。しかし、このシンギングボールは一度意識を外へ向けて落ち着くことで、改めてその悩みとじっくり向き合う体勢を整えてくれたり、考えないという選択肢をくれるような気がする。どこか心がどっしりと落ち着くような感覚を得られるものだった。

レジンさんがシンギングボールを鳴らしてくれた
レジンさんがシンギングボールを鳴らしてくれた

このように、展示物だけでなく、歴史背景や文化などもしっかりと紹介いただき、とても濃密な時間を過ごすことができる

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後藤華子
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後藤華子

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