1日1客の宿は手しごとの技が光る、椿聚舎(滋賀県高島市マキノ町)
1日1客をもてなす、滋賀県・琵琶湖近くの別荘地に立つ『椿聚舎(ちんじゅしゃ)』。館内にはテレビも時計も置かれておらず、まさに「隠れ宿」というにふさわしい。
琉球畳を敷いた2間続きの和室と、ベッドルームのある寝室、お食事の間など1館まるごと独占できて、別荘のような滞在が可能。
木造の建築もすばらしく、かまどでご飯を炊き、メイン料理は地鶏や真鴨、近江牛の陶板焼や鍋、しゃぶしゃぶなど。郷土料理「ふなずし」の原料になる琵琶湖固有種のニゴロブナやビワマス、清流で育つ鮎、岩魚など郷土の味覚をたっぷり味わえる。
女将・奥山喜美枝さんが、訪れた一客のためにかいがいしく囲炉裏で食材を焼き、梅干しや漬物は自家製だ。
「このあたりは酒蔵が多いのですが、製造過程で出るどろっとした酒粕を出す酒蔵さんがあり、その酒粕でつくった粕汁も味わい深いです。滋賀県ならではのふなずし、漬物、粕汁などの発酵食品をぜひ味わってもらいたい」と奥山さん。
女将の手仕事は食べるもののみならず、クロスやひざ掛けなどの布類まで微に入り細に入り、こだわっている。
水がきれいな土地、お湯がまろやか
風呂は温泉ではなく地下水の沸かし湯。水のきれいな場所なのでお湯はまろやかな感触で、のんびりできる。女将手作りのランチョンマットや巾着袋などをお土産にぜひ買って帰りたい。
【施設データ】
『椿聚舎』
住所:滋賀県高島市マキノ町白谷5-107
電話:0740-27-2628
料金:同平日地鶏コース2万7500円〜、近江牛・真鴨コース2万8500円〜(土・日曜、祝日と前日は2200円アップ)





