■難読漢字、地名編の正解はこちら
正解:しそうし
宍粟市は兵庫県の中西部にあり、北は鳥取県、西は岡山県と接する広大な山岳地帯に広がっています。
諸説ありますが、地名の由来は、奈良時代の「播磨国風土記」に記された伝承的記述にまでさかのぼります。
その昔、この地を訪れた伊和大神が大きな鹿に出会った際、その耳に「粟(あわ)」がついていたという伝説があります。そこから「鹿(しし)」と「粟」を組み合わせた名が生まれましたが、漢字を当てる際には獣肉を表す「鹿」ではなく、「宍」の字が選ばれたと考えられています。
代表的な観光スポットは、日本の滝百選にも選ばれている「原不動滝(はらふどうだき)」で、豪快に流れ落ちる男滝と、しとやかに寄り添う女滝がひとつに合わさる珍しい姿から、古くより縁結びや家庭円満の象徴として親しまれてきました。
とくに秋には、周囲の原生林が燃えるような紅葉に染まり、白い飛沫との対比がいっそう際立つ季節で、その美しさは格別です。
宍粟市は「日本酒発祥の地」としても知られています。
これは前述の「播磨国風土記」の中に、カビ(麹)が生えたご飯で「庭酒(にわさけ)」を造り、神様に献上して宴を行ったという、日本でもっとも古い酒造りの記述が残っているためです。
中国山地から流れ出す清らかな伏流水と、厳しい冬の寒冷な気候は、まさに酒造りのための理想郷でした。現在もその伝統を受け継ぐ酒蔵が点在しており、キレのある芳醇な地酒は全国の愛好家から高く評価されています。
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