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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・西荻窪の喫茶店『物豆奇(ものずき)』です。

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振り子時計の音が響く…50年前から変わらぬ風情

飴色の艶を帯びた壁や柱にかかっているのは数えきれないほどの時計たち。そんな不思議な空間は、まるで異世界にあるどこかの家に迷い込んだ気分になる。

この光景、喫茶店好きの読者なら既視感を覚えるかもしれない。そう、ルーツは国立にあった名喫茶『邪宗門(じゃしゅうもん)』にあり。

かの店に惚れ込んだのが不動産業を営んでいた初代オーナー。古材やアンティーク家具を買い集め、そのノスタルジックな世界観を引き継いだ。それから少しして、ここを譲り受けたのが現店主の山田広政さん。ふと店内を見渡せばきちんと掃除が行き届き、開店から半世紀の時を経たとは思えぬほど整えられていた。

そんな場所で飲むブレンドは1杯ずつ豆を挽くところから始めるのも昔からのスタイル。モカをベースにした軽い酸味が心地良く舌を包んで、ほっと心を和ませる。

シフォンケーキ350円、ブレンド500円(セットで-50円)

『物豆奇(ものずき)』(手前)シフォンケーキ 350円 (奥)ブレンド 500円(セットで-50円) 手作り感のある素朴な味わいにほっとする。ケーキの種類はその時々で変わる。コーヒーはブレンドの他、マンデリンやキリマンジャロなどのシングルオリジンもある

ジャズの調べに混じって時折ボーン、ボーンと重低音を響かせる振り子時計が、今日も初代と2代目の想いを見守ってくれている。

『物豆奇(ものずき)』囲炉裏のテーブルは長年使い込まれ、木の手触りもなめらか。椅子も包み込まれるような座り心地だ

西荻窪『物豆奇(ものずき)』

[店名]『物豆奇(ものずき)』
[住所]東京都杉並区西荻北3-12-10
[電話]03-3395-9569
[営業時間]11時半〜19時
[休日]不定休
[交通]JR中央線ほか西荻窪駅北口から徒歩4分

撮影/小澤晶子、取材/菜々山いく子

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、こだわりのテーブルの画像をご覧いただけます。

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