■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:カブトガニ
カブトガニは、名前にカニとついていますが、カニやエビなどの甲殻類ではありません。同じ節足動物のなかでも、クモやサソリに近い生き物です。
約2億年前の地層から、現在とよく似た姿の化石が見つかっています。長い年月を経ても外見がほとんど変わっていないことから、「生きた化石」の代表格として知られています。
その特徴は、体全体をすっぽりと覆う大きく硬い甲羅です。この甲羅が武士の兜に似ていることから、その名がついたとされています。
甲羅の後ろからは、「尾剣」と呼ばれる細長く鋭い部分が伸びています。サソリの毒針のようにも見えますが毒はありません。ひっくり返った体を起こすときなどに使われます。
日本に生息するカブトガニは、環境省のレッドリストで絶滅危惧I類に分類されている希少な生き物です。また、岡山県笠岡市や佐賀県伊万里湾などの繁殖地は、国の天然記念物に指定されています。
そのため日本では食べることはできませんが、タイやマレーシアなど東南アジアの一部では、ミナミカブトガニやマルオカブトガニなどが食用にされています。
とくに珍重されるのが、メスの体内にある卵です。タイでは卵をサラダにした料理などが知られ、地域によっては身も食べられています。
ただし、カブトガニの仲間なら、どの種類でも安全に食べられるわけではありません。マルオカブトガニなどの一部には、フグ毒と同じテトロドトキシンを持つ個体が存在します。とくに卵を食べたことによる中毒や死亡事故が報告されているため、種類を見分ける知識のない人が自分で捕まえて調理するのは非常に危険です。
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