日本で初めてふぐ料理を公に認められた店として知られる、下関の老舗「春帆楼」。その歴史を受け継ぐ東京・羽田の「Cafe & Dining HARUHORO」が、開業10周年を迎えました。これを記念し、ふぐのポワレを主役にした特別なランチ・ディナーコースを、2026年9月30日まで提供しています。
ふぐ料理の歴史を変えた「春帆楼」とは?下関条約締結の場にもなった歴史ある場所
「春帆楼」は、山口県下関市の関門海峡を望む高台に本店を構える、ふぐ料理の老舗です。その始まりは、明治初期に藤野みちが開いた料理店兼旅館にさかのぼります。
「春帆楼」という屋号は、店を訪れていた伊藤博文が、眼下の海に帆船が浮かぶ景色から名付けたとされています。
当時、ふぐを食べることは禁じられていましたが、1887(明治20)年の暮れ、春帆楼に宿泊した伊藤博文に、女将のみちがふぐ料理を提供。その味を高く評価した伊藤博文の働きかけにより、翌1888(明治21)年に山口県でふぐ食が解禁され、春帆楼は「ふぐ料理公許第一号店」となりました。
さらに1895(明治28)年には、日清戦争の講和会議が開かれ、下関条約が結ばれた舞台にもなっています。ふぐ料理の名店であると同時に、日本の近代史にも深く関わる場所なのです。
こうした春帆楼の歴史と食文化を、現代的かつカジュアルなスタイルで伝えているのが、東京・羽田の「Cafe & Dining HARUHORO」です。
老舗のふぐ料理を現代風にアレンジ!生ハムをまとわせた「ふぐのポワレ」が主役
「Cafe & Dining HARUHORO」は、「ホテルJALシティ羽田 東京」の1階にあるレストラン。
店名は「春帆楼(しゅんぱんろう)」の読み方を変えたもの。四季折々の食材を使った多国籍料理をはじめ、朝食ブッフェやランチセット、タパスなどを提供しています。そんな同店が2026年に開業10周年を迎えたことを記念して登場したのが、「HARUHORO 10周年記念ランチコース」と「HARUHORO 10周年記念ディナーコース」です。
両コースの主役は、春帆楼自慢のふぐを現代風にアレンジした「生ハムを纏ったふぐのポワレ」。
ふぐに生ハムをまとわせることで旨みを引き立て、絶妙な火入れでジューシーに仕上げています。老舗の技とモダンな感性を掛け合わせた、10周年記念コース限定のひと皿です。
ランチコースは、サラダ、ふぐのポワレ、牛肉の赤ワイン煮、デザート3種、コーヒーまたは紅茶が付いて2500円。ふぐ料理と肉料理の2大メインを、この価格で楽しめるのはうれしいところです。
ディナーコースは、冷たいひれ酒または「だいだいスカッシュ」からはじまり、前菜5種盛り、スープ、サラダ、ふぐのポワレ、国産牛のグリル、デザート3種、コーヒーまたは紅茶が付いて5000円です。
食事の際には、「HARUHORO」の誕生ストーリーや、春帆楼が同店をプロデュースした背景、歴史などを紹介する特別なお品書きも用意されます。料理だけでなく、店が歩んできた10年間と、そのルーツにも触れられる趣向です。
羽田空港の近くで、歴史ある春帆楼のふぐ料理を気軽に楽しめる期間限定コース。旅の前後はもちろん、少し特別なランチやディナーにも利用してみてはいかがでしょうか。
「HARUHORO 10周年記念コース」概要
■提供期間
~2026年9月30日(水)
■提供時間
ランチ:11時30分~14時(L.O.13時30分)
※土・日・祝日のランチは団体予約のみ
ディナー:18時~22時(L.O.21時)
■料金
・HARUHORO 10周年記念ランチコース:2500円
・HARUHORO 10周年記念ディナーコース:5000円
※価格はすべて税込。仕入れ状況により、料理内容が変更される場合があります
店舗情報
店名:Cafe & Dining HARUHORO
住所:東京都大田区羽田旭町4-11 ホテルJALシティ羽田 東京1階
電話:03-5735-2623
席数:60席
文/おとなの週末Web編集部
写真/オリックス・ホテルマネジメント株式会社


